RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

 イナーメヒルクライム@山形村

長野県は山形村での信濃山形サイクルロードレース(イナーメヒルクライム)へ行ってきました。学連の試合との併催。


4時出発でダハラさんをピックアップして山形村を目指す。
…車を往復しての遠征はだいぶ数こなしているけど、往路から眠くなったのはほとんど記憶がない。
前夜に子供が夜にはしゃぎだしてしまい準備等々がなかなかできなく寝たのが23:30で、4時間くらいしか寝れていない。
SAでコーヒー買ったりでなんとか山形村役場へ到着。


090913_GDR2台
今回は2台持ち込みでテスト。


ウォーミングアップはコースを試走。乗鞍を駆ったヒルクライム用マシンで。。。


コンパクトギアがついているため軽いギアで回す。
スタート地点までもけっこうな上りなので、コースを行くもゴールまではたどり着けず。ま、3本上るレースなので、問題なし。
一度役場まで戻って2台の自転車を乗り換える為、車でスタート地点まで上がる。
レース一本目はヒルクライム用で。


【 レース 】


メンバーは長野・MTB系の選手多数&乗鞍で入賞のコディマ選手あとはホビーの強豪ヒルクライマー・強い学生などなど。
いきなり10%くらいの急坂から始まるスタートは慌てずスロースタート。先頭グループからはあっという間に置いて行かれるが、1本目はまぁ半分ウォーミングアップのつもり。
まだ見ぬ後半のパヴェの激坂に備えて無理しないように軽いギアで回して上る。練習なのでなるべく軽いギアでなるべくシッティングで上るようにする。
スカイランドきよみずを曲がってから激坂パヴェの始まり。トラクションかけるためにシッティングで行くが、上ハンを持っていては前輪が上がってしまうほどの急坂。
ところどころダンシングもするが、シッティングメインで上りきり23分40秒台。ケイデンスは75。
トップは21分弱でMTB期待の星、セイヤ君。


2本目はロードレース用に乗り換える。コースも分かったことだし、今度はもう少しがんばろうと思い、スタートからがんばる。
セイヤ君がスタートからガンガン行く。乗鞍での森本さんみたいに一人だけ他の人とは力が違う感じ。
1kmか2kmで私は千切れ、その後大幅なスローダウンはしなかったつもりだが、24分17秒くらいのタイム。68回転で295W。
やっぱりノーマルギアとコンパクトだとギア比レンジが違うからケイデンスがかなり違う(スプロケ・ホイールは同一)。
ちなみに34x12-25に対してロード用は39x12-25。


3本目もロードレース用。全力で行ってどのくらいの数値になるのかをSRMで見たかったため。最後なので全力を出し切るのみ。かと言って最初からいっては2本目と同じでタレるので、序盤は先頭にはついていかずにギリギリ残れるところで走り、後半は出し切る。
結果は23分30秒台。68回転で315W。驚いた事に1本目と11秒しか変わらなかった。
考えられることとしては、

  1. ヒルクライム用フレームはやっぱり速い
  2. 走法として、序盤マイペースが結果的によい
  3. コンパクトでの高ケイデンスがよい
  4. 3本目はやっぱり疲れてきた

恐らく2・3が一番大きな要因だと思う。
正直タイムを見るまではロード用フレームでヒルクライム出ても全然問題ないじゃん、と思うくらいロードレース用のフィーリングも良かった。
ダンシングした時の反発(BBの戻り)が私には合っていそうで、気持ちよく上れる。
ヒルクライム用フレームの方が(多分)あまり力を使わずにそこそこのタイムが出ているのは、おそらくコンパクトなギア設定のためなんだろうな。

            1. +


これがどのくらいの結果かというと、7位。同クラス10人中・・・
優勝は全てのヒートでトップだったセイヤ君。圧倒的。
2・3位はコディマ選手&山本カズ選手(逆だったかも)。


私は6.4kmx3本で8分近くの遅れ。

            1. +


ところで往路の車中から眠かったが、1本目終えてからの下山途中も目茶苦茶眠い。
さすがにレース中は眠くないが、これはちょっとやばいと思い、2・3本目は上り終えた頂上の駐車場で横になって下山時間までプチ昼寝。
5分?10分?か分からないけど、少しだけ眠ることができたのは確か。

          1. +


【 大失敗 】


参加料は表彰式会場にて大浴場&立派な昼食込み。
↓大浴場と同じ眺望。iphoneで撮影なので、画像はしょぼいが、かなり気持ちの良い壮大な風景。


2時頃出発で帰路につく。いけるところまで運転して、だめになったらダハラさんに代わってもらおうと思っていたら、塩尻北ICで高速に乗る前に既にヤバイ状態。
ダハラさんに運転を代わってもらい、昼寝。


大月あたりで大渋滞。なんだか尋常ならざる気配を感じたので上野原で高速道降りてR20で行こうとしたのが大失敗。
結局45分ほど時間を無駄に浪費しただけで損切りして相模湖ICで中央道に戻る。その後は割りとスムーズに帰れた。


教訓:渋滞しているとは言え高速道を降りて一般道で行くべからず


それにしても、絶対に高速道無料化なんてしないで欲しいな。。。


何はともあれ、激坂3本上りはイイ練習になりました。大会関係者の皆様どうもありがとうございました。

 乗鞍 チャンピオンの部

一年で一番重視しているヒルクライムの大会。
今年私がピークを合わせて結果を狙ううちの一つ目。


【 レースまで 】


4:30起床。の予定が4時過ぎに目が覚める。
前夜は9:3oには寝れたのでそれでも睡眠は十分。
寝ていて身体が冷えてしまったので温泉に入って身体を温めてから朝食。
いつもどおりパン類とコーヒー2杯飲んでいい感じ。


ウォーミングアップは70分間ローラー。
練習でやっている通りアップしてから15分メディオくらいにして、一回流してから強度を上げる。
今回は4分のSFRを2回にした。これは神宮外苑クリテリウム時と同じ。あの時は12kmという短いレースながら途中からTTのようにうまく走る事が出来たので。


15分のメディオはいつもより低い。パワー計がないから強度がコントロールできない。
心拍を見ながら無理しない範囲でできるだけ上げようとしたら162まで。イマイチ。
ケイデンスは途中で一枚重くしたが、平均で100回転。


その後のSFRは42x11で最大負荷かけても60回転弱。一本目の平均は157拍。
2本目は平均161、最大171で終了。
かなり意識的に追い込むことができた。けど心拍的にはもう少し上がった方がよかった。



【 レース 】


スタートは比較的スロー。私としてはなるべく脚・身体が慣れるまでは速度変化なしでいきたいのでペースアップには反応せず。
まだ3kmくらい?のかなり序盤でそのスローペースから元MTBプロの竹谷選手が飛び出す。ちょっとお見合い状態になるが、昨年優勝のモリモトさんが追走。
優勝候補大本命が行ったのだから、狙うならつかない手はないが、力不足のため反応できず。ついていったら確実に最後まで続かない。
これについたのが牛丸さん、鈴木RYOさん、秋山さんで、計5名。
早々とRYOさんが落ちてきて、そのうち秋山さんも落ちてくる。


後ろはいつもの展開で、徐々に人数が減ってくる感じ。
私は今回自転車の特性もあるし、ローラー練習で少し会得しつつあるヒルクライム的な走法、すなわち高ケイデンスでの一定走を心がけた。
序盤はうまくいっていたように自分では思う。10kmまででみると平均ケイデンスは90回転(最終的には83)。
ただ中盤以降ウザワが積極的にペース作って追っていこうという動きに対応できず少しずつきつくなる。


中盤〜終盤あたりでウザワがペースアップした時についていけず。しばらく微妙に一踏みで追いつく距離だったが、その一踏みができなかった。
そのペースアップに反応したのがフジタさん、村山さん、コジマさん(たしかインカレ優勝経験ありだと思う)。
その4人から離れていった時点で目標は未達に。
後ろから来た本柳さんにも抜かれる。
すぐ後ろにはよっしー。
よっしーとは差がなかなか広がらず、っていうかむしろじりじりと詰められてきて、ラスト3〜4kmくらいで抜かれてしまう。
けどなんとかゴールまで自分のベストを尽くそうと粘っていたら残り2kmで追いつく。そこからはタイムというよりは一つでも上の順位をと思い、二人で上って最後に少し引き離してゴール。


1:モリモト
(タケヤ:主催者招待選手)
2:フジタ
3:ムラヤマ
4:ウザワ
5:コジマ
6:ウシマル
7:モトヤナギ
8:私
9:よっしー
10:キタ
(敬称略)


モリモトさんが圧倒的に強かった。練習負荷聞くとまったく相手にならないなぁと思っていたが、果してその通りだった。


フジタさんはここ5年間で3-3-3-2-2位。すごいですね。


3位は村山さん。これまた凄い。途中私が集団から遅れた時に踏みこんで私を抜いて行った時のパワーの差といったら、、、自分が情けなくなった。いや、けど村山さんが強すぎるんだ。


4位はウザワ。栂池の時の恐ろしいほどの強さからは少し落ちているよう。それでもモリモトさんが圧倒的なスピードで先行しているのをただ一人気を吐いて追う意志を持って走っていたような気がした。社会人一年目でいろいろ悩んでいるようだけど、それでこの成績は立派。


ちなみに昨年の1-2-3が今年は1-2-4となった。


とりあえず一つの節目が終わり。今年もダメだった。
少し休んで、気持ちを切り替えてジャパンカップとおきなわに全てをぶつけるぞ。

              1. +


ロード用フレームはラグ&チューブ。

Di2にSRMもつける。ヘビー級になりそうだ。

 大町美麻ロード参戦記#2

レース展開等は各種自転車サイトで、、、
取り急ぎ内側から見たレースの内容を備忘録として。


【 スタートまで 】


スタートが10時と遅いので楽だ。6時過ぎに自然起床。それでも7時間以上はたっぷり眠れた。
目覚めの体調は良い感じ。
皆は食堂で和の朝食だが、私はパン・カステラ、コーヒーなど。いつものリズムを崩したくないのと、ご飯はどうしてもおかずと食べてしまうから。


ゆっくりと準備して9時に宿を出てゆっくりコースを1周弱走ってスタート地点へ。
200kmのレースなのでウォーミングアップは特に行わない。



【 レース 】 12.5kmx16周、標高差223mx16


ローリングスタートの後にペースが上がる。序盤から逃げたい選手たちが活発に動く。
毎度のことだが1・2周目の上りが一番きつかった。幸い千切れる事はなかったが、前で逃げ集団ができる中で私は後ろの集団の後方。
なんとかペースが落ち着いてドッキングするまで我慢という感じ。


2周目の終わりくらいか?先頭集団ができて落ち着く。イナーメからは五郎さんが入っているのでいい感じ。
後ろが追うのをやめるとあっという間に1分半くらいは開く。
下りで引くチームがないとサイクリングペースになり差はすぐに3分ほどに。
リーダーチームのニッポが引くが、リーダー1名、先頭グループに1名なので、集団のペースを作るのは真鍋選手と広瀬選手のみ。
なかなかペースが上がらず差は一向に縮まらない。
4分30秒とかになっても集団はサイクリング状態がほとんど。少しニッポも焦ったか?他チームに協力要請するもなかなかまとまらず。
私も五郎さんが前にいる以上積極的に集団を牽引するインセンティブはない。


途中MTB選抜チームが集団のペースを上げて引き続けるとあっという間に差が1分を切った。
これでいつでも詰めようと思えば詰められるという安心感が出たし、まだ終盤まで先頭集団を逃がしておいた方が落ち着いた展開に持って行けるとの思惑で、また集団のペースが落ちる。
そこでTTチャンプをきっかけにして小便タイム。総合2位のニシゾノ選手も止まっていたので私も安心して止まって用を足す。
もちろん集団は流して待っているのだが、私が追いついた後にもリーダーの佐野選手が止まったり新人賞のセイヤ選手が止まったり。。やっぱり慣れていないからだろうか。長いレースだから対して影響ないとはいえレースを一時中断する事になるわけだから誰かが先陣を切ったら皆すぐに判断をしないといけないだろう。
それが8周目で、そのあたりで最大差の5分弱がついた。


9−14周まではタイムは20分30秒−21分30秒ほど。私の中では淡々と進んだ印象。
有力チームが詰めようと思えば詰まる差だ。集団で走っていても標高差がかなりある(223mx16周)のでじわじわと脚にくるので、8名で逃げている戦闘集団はなおさらだ。順当に終盤勝負となりそうな展開であり、それは私にはありがたい。


9・10・11・12周と1周おきにラップタイムは1分ほど上下していたが、13・14周はそれが落ちなかった。
14周目のゴール前の急坂でついに逃げ集団を吸収。有力選手が一気に勝負をかける。私も落ち着いて反応。
15名ほどの先頭集団に乗った最終グループだが、ぎりぎり下りで合流。ここからはペースが落ちないだろう。
私は単独だし特に作戦も何もないのでローテーションは適当に飛ばして上りで仕掛けを狙う・もしくは有力どころの動きに反応できるように備える。
自分でしかけるってのも大胆かもしれないけど、距離が短くなればなるほどアタックのスピードが速くなるので、私としては一発勝負よりも粘りで勝負した方が結果は良くなると思う。


15周目の後半の上りでラバネロの選手が抜け出る。なんとなく上りはいっぱいいっぱいではなく常にイケル状態だったので、私も迷わず追走。
しかしこの局面で後ろもやすやすとは逃がしてくれないので一列棒状で追ってくる。直角右コーナー前の平地でほぼ後ろが合流。
集団がアタックに追いついたあとの動きは三つ。そこでペースが落ちるか、誰かがカウンターアタックをするか、追いつきざまにそのままのハイペースで進むか。
今回は1番目。一列棒状になった集団がラバネロ栂尾選手を吸収した時点でいったん落ち着き団子になった。1−2秒先行していた私はそれを見てから更に踏みなおして逃げる。2007年おきなわの時のような皆の力が抜けたところでのアタック。切れの勝負ではなくタイミングの勝負。
集団は一瞬お見合い。単独で1周以上逃げるなんて酷だが、後ろから青い追走が一名。野寺選手だ!
願ってもないチャンス。二人ならば可能性はある。もう行くしかない。
しかもこういうサバイバルレースでのスプリントは多分日本一強い野寺さん。
村山さん語録ではないが、「いってもいかなくてもどうせ勝てないんだったら行くでしょ」ってまさにそんな心境。
どの道勝てないから全力で逃げ続けるしかない。


上りは引き続き調子が良いのでぐんぐん自分のペースで踏んで集団とラスト1周で25秒くらいの差。
可能性ゼロではない。もうとにかく全力で先頭交代していくだけ。
…んんん、08年全日本チャンピオンの調子があまり良くなさそうだ。ここにきて抑える理由もないので、実際かなりきついんだろう。
私がきっかけを作って、うまい具合にトップ選手と抜け出せたので、あわよくば連れて行ってもらおうと思っていたが、どうもそううまくはいかなかった。
後ろからは総合首位のイエロージャージ佐野選手・山岳賞ジャージで総合2位のニシゾノ選手・Jツアーリーダーの真理クンの3名が追ってきている。私たち2名の勢いではとても逃げ切れる感じではなかったので、あえなく合流。
その後ろから更にブリッツェンの清水選手、マッサの伊勢選手合流で7名の勝負に。
2007年のレースでもそうだったが、下りからコーナー曲がって緩い上りに入るところがどうも苦手。シマノ鈴木真理選手がペースを上げて野寺さんのアシストをする。そのペースに遅れそうになるがここは気合で踏ん張る。苦し紛れに自分も先頭で遅いながらもペースを作りなるべくアタックがかからないようにする。
上りが少し急になるところで私が遅れだす。かなり脚にきていたが、ここまで展開して後続に飲み込まれて結果なしでは悔しいので前の6名を見ながら粘り平地でなんとか追いつく。
得意な上りの部分は自分のペースで上りなんとか集団でのゴールを目指す。
おそらく一番脚にきているのが私なので、ここで人の後ろについて足をためようとしてもアタックがかかったら間違いなくアウトなので、アタックかからないように上りでペースを作る。


ゴール前1kmの上りは真理クン先頭で私は2番手。
ひとつでもいい順位を取りたかったが、、、やはりゴール勝負でぺースが上がった時に反応できず。
6位。前日のTTはまるでダメだったが、2ndステージの結果により総合でも6位。


メーター値では192.7kmで5時間27分20秒。
最大心拍は176。



実は表彰台を狙っていたが届かず。けど実力相応、というかこれでも出来すぎだろう。展開的にも私に合っていた。


TR登録ではないクラブチームだが、招待していただき走ることができた。
チームの地元長野県のレースで、五郎さんが逃げにのり14周まで逃げ続け、ラスト1周で私は勝負を挑む事ができた。実りはしなかったが。
そういう走りをチーム関係者はファンの方々の前ですることができ、緑のイナーメジャージの存在感を見せることができたと思うので、その点では非常に有意義なレースだったと思う。


サポートの皆様、レース関係者の皆様、本当にどうもありがとうございました。

 Jサイクルツアー第8戦大町美麻ロード 参戦記#1

【夜泣き再び】


金曜の夜子供がなかなか寝付けないので、23:30過ぎに週末遠征の食料買い物がてらにベビーカーに乗せて散歩に。
出発後5分で子供は寝る。
そんなこんなで0時過ぎ就寝。
しかし、また夜泣きの日だったらしくて4時前に目が覚める。
そのまま寝られそうになかったので、ぼちぼち準備をして(っていうか昨晩中にほとんどしていたが)4時間弱の睡眠で出発。


今回は私の車に3人分の自転車と荷物を積んでいく。


往路は元気なので私一人の運転で事足りる。
3.5時間くらいのドライブの末に無事大町美麻に到着。
宿はスタート地点至近の穴場宿。
毎度中畑監督に全てまかせっきりで安心してレースに臨める。


【到着〜アップ】


家では自転車をゆっくりいじる時間がないので、毎度の事ながらレース会場でブレーキシューの調整とチェーン交換(またかよ!)。
カンパの11S用のごついチェーンカッターは、作りがしっかりしているので以前より作業に安心感がある。
今回は無事交換終了。
木祖村2daysの後に替えたチェーンだから使用は3ヶ月。けどローラー練習も多いので、走行は3500kmくらい?


10時より皆で試走へ。路面は超スリッピーでダンシングがまったくできない。これはヤバい。
けど結果的には午後のレース時にはドライだったので問題なし。


スリッピーなコースを下り返すのが嫌なので頂上のゴールからそのまま反対側に下ったらもっとスリッピーで下りが長くてエライ事になっていた。
なんとか無事こけずに下ってからスタート地点まで数km続く上り。
軽いギアでくるくる回すようにして走っていたら、くるくるくるくる脚が回っていく。
ダンシングしてどんどん回転が上がっていくがウォーミングアップなのでギアを重くせずに脚をどんどん回転させていったら終始80回転台のダンシングが90回転くらいまで上がっていった。
心拍数も180を超える。特に追い込まずに自然とそこまで上がっていくのは相当調子が良かったのだと思う。


スタート地点に戻りもう一度コースを上ってから宿に帰る。


午後にレースがあるので胃にもたれないように、お腹がすかない程度にこまめにパン等を食べておく。
さすがに寝不足なので練習後に昼寝。
14:34スタートなので、13時頃に起きてぼちぼち準備をする。


【ウォーミングアップ】


練習でやっているようにソリア3分を3回やろうと決めていた。
午前中に走った上りは一定の勾配で3分でも5分でももがける。
時間を逆算してスタートする。
1本目はシッティング高回転で3分間。179まで上がる。最後腰上げてダッシュすれば一瞬で180まで上がるだろう。
いつもより長めの7分レスト。
2本目は60回転弱くらいの重いギアで、思いっきりトルクをかけたダンシング。これは3本目に一番速く走るための準備という感じで筋肉を使う。
また7分くらい休んで3本目。
一番速く走れるギア・走り方で上げる。心拍は180を超える。
十分上げきってアップはバッチリできた。脚に疲労も感じないし、走り方を間違えなければそこそこいい結果が出せるはずだ。って少し自分に期待した。
走り方を間違えなければ、、、


【レース】


ニッポの佐野選手がダントツのタイムを出している事を知る。他選手とのタイム差から考えるに桁はずれの走りだったのだろう。
それを聞いて私も自分の殻を破ってプロを食うような走りをしてみたいと思った。体調も良いようだし、自分の殻を破ってみようと。。
それでもスタート後全力で行って垂れるのは何度も経験済みなので、スタート後は抑えていく。
自然に身体が限界に向かって上がっていくような、ギリギリでキープできるレベルで走るイメージ。けど走っている感じそんなにスピードが出ている感じはしなかった。
そして中間点より前くらいの平坦でアウターに入れてスピードに乗せる。
そこから緩い勾配でスピードを維持してアウターのまま踏み続ける。
ケイデンスは落ちていくが、ギリギリ持ちこたえればいいタイムが出るはず。と思い53-25まで使いダンシングでケイデンス維持に努める。
かなりギアをかけているので、ゴールまでもてばそこそこのタイムは出るはず。先週の東京HC成木ステージでもいい走りができたからいけるはずだ、と思ったが、、、
現実はやっぱり現実で、そう甘くはなく、1km手前で完全に踏めなくなってThe END。
全く脚が売り切れたのでそこからインナーに落としても回転を上げられるわけもなく。
明らかに試走で走っていた時よりも遅い大失速でゴール。


            1. +


はーっ。なんて学習能力のない。
やっぱり私はタイムトライアルは駄目だ。


調子は良いはずだから明日に備えよう。
って前向きに考えるようにするも、明らかに追い込まれていた。


ニシゾノ選手は春先から結果を出して大ブレーク中。
モリモト選手も栂池・富士と実業団でしっかりと結果を出している。
昨年おきなわチャンピオンのタケスエ選手も驚異的な走りを既に披露している。
対して私は夏にならないとダメだ、なんて言い続けて、もう8月下旬。
これで走れなかったらどうしよう。


と、やや沈み気味。
けど宿に帰ればゴローさんがやけに明るい。宿の駐車場で3時間は何をするでもなくしゃべり続けていた。


私はお風呂に入り、また寝不足解消で部屋で横になって昼寝。
体調はいいはずだから、長いロードレースではなんとかなるはず。考えてもなるようにしかならないからしょうがない。


イナーメチームは中畑監督を中心にフルサポートしてくれる。
本当に純粋にレースが好きな人たちが、レースでがんばる私たちが一番気持ちよく走れるように、レースだけに集中できるようにとてもよく動いてくれる。
それでいてノルマとかどのレースを走れとか結果を出せとかというプレッシャーは全くない。
ほんと不思議とプレッシャーゼロ。
好きに走って楽しめばいいんだよ、という気持ちがひしひしと感じられて、逆にそれががんばるぞ〜っていう大きな原動力になっている気がする。


チームで夕食食べて、翌日のレースに向けたミーティングして、マッサージ受けて、23時前には寝る。
準備は全部した。あとは走るのみ。
布団に入ってあー幸せだ―。って感じる。

 東京ヒルクライム 成木ステージ

今年から2ステージ制になった東京ヒルクライムの第2ステージ。
成木のヒルクライムとしては第3回。第1回優勝者は竹谷賢二選手。昨年の第2回は私。



6時前に起床。59.9kg。3日間でつじつまを合わせる。やっぱり家でくつろぐのが一番だ。
6:20に出発、8時前には現地に着き荷物を置いて受付を済ませてウォーミングアップ。


まずはコースを上る。
4.2kmで平均勾配9%。普通に上るだけでも辛い。が今日は頑張らなければそこそこ楽に上れる。
調子がいいんだろう。クリートを微調整。
一度下るがゴール前1kmでUターンしてもう一度ゴールを想定しながら上る。こんなことやるあたり、今日は万全の態勢で狙っている。


その後は一般道を流す。試走で上った感触に合わせてもう一度クリート微調整。
ぼーっと流していたら一本目のスタート時間が近くなっていたので慌てて戻る。
ただしこのレースは2本走るうちの本レースは2本目なので、1本目はウォーミングアップでしかない。
なのでスタートした後に受付会場へ寄り道して水と食料を後ろポケットに入れてから上った。


10時スタートの1本目は17分30秒くらい。
レースでの後半勝負を想定して、ラスト1kmで上げて心拍177まで上げてゴール。


頂上で1時間ばかり休憩。
マルトデキストリンの味気ないドリンクでカロリー補給しつつお腹へらないように蒸しパンも食べる。


11:20くらいにに下ってからホイールをレース仕様に替えてブレーキシューも替える。
軽くコースの上りを走りつつ、いよいよ勝負の2本目に備える。

レース:4.2kmヒルクライム、14分29秒、177拍、74回転 優勝


スタート直後からタケヤ選手が速く引く。ちょっと焦るくらいスタート直後から飛ばす。上りに入り、勾配が急になってペースが落ち着いて、ようやく自分も落ち着く。
それでもタケヤ選手は自分のペースを崩さず突き進むので誰も前に出られず、先頭固定状態でずっと進む。
すぐに5名ほどに。


MTB選手らしい一定ペースで走るので急勾配になると少し楽に感じる。
一度トライアスロンの松丸選手が上げるが、なんとなく最後は勝負に絡まないからまだ脚がある今のうちにしかけておこう、という気がしたので落ち着いて対処。すぐにタケヤ選手がまたペースを作る。


半分を過ぎていよいよきつい勾配が続く勝負どころでもう一度松丸選手が前に出る。
急勾配で自分のペーストもあってきたところだったのでそこで私も少しペースアップ。最後まで行くのを考えていたのでアタックというよりは地味にペースアップ。
急勾配が続いていたので皆少しのペースアップに対応してこない。
そのままあまり後ろを振り返らずにひたすらダンシングで進む。
心拍は180を超えてケイタイの呼出し音みたいなアラームが鳴り続ける。


懸念していた少しだけ勾配が緩くなるラスト1kmも無事ペースを落とすことなくクリアできて逃げきり勝ち。


MTB全日本選手権で優勝した2007年にタケヤ選手が持っていた記録を10秒ちょい短縮できた。
とはいえ、そのタケヤ選手の強烈なペースメイクがなければ自分の力だけでは絶対に無理だったが。。


平均心拍177という数字が今の良いコンディションを物語っている。


毎年感じるが、主催者・周辺住民の方々の熱意により実現している大会で、とても温かみがある。皆様に感謝です。



【使用自転車】
090816_RXR 成木仕様

フレーム:Time RXR Ulteam S size
ホイール:Lightweight Standard G3(F16)
タイヤ:Veloflex Carbon
サドル:Bontrager Inform RXL
コンポ:Super Record
チェーンリング:53x39
スプロケット:12-25
クランク:172.5mm
ペダル:SpeedPlay Titan
ハンドル:Oval Concept R950 420mm
ステム:Ritchey 4-Axis 73d 110mm
メーター:Garmin Edge 705


何度も書くが、最高の自転車。

            1. +


夜は肉食いてー、っていう妻の希望で久し振りのローストビーフ。賞金もゲットしたし。
普段は節制・食う時は食う、と思いいつもどおり300gを注文。
ちょっとヘビーで200gでよかったかな、なんて後悔。けど多分次回来た時ももた懲りずに300g頼むんだと思う。

 東京ヒルクライムOKUTAMAステージ

3時起床。体重61.9kg。。昨日+2.0kg。。。


すぐに出発。
無事5時前に到着。スタートが6:30なのでできるだけ速やかに準備をしてウォーミングアップ。


奥多摩湖へ上って行く道を5分下ってそこを10分ほどかけて上る。を2回。
2回目は自然と上げていき、170まで上がっていったのでそのまま少しがんばり173まで上げて終了。
ダンシングも80回転以上で回した。

レース:10.3kmヒルクライム 27分30秒くらい、3位


昨年成木ステージで優勝しているのでゼッケンは2番で一番前スタート。
スタート直後からスペシャライズドの元MTBプロライダーでつい先日引退した竹谷さんが先頭でペースを作るので、ずーっと2番手で走る。
2km弱は平地でそこから徐々に上っていくのだが、その構図は変わらず。
後ろを一回も見なかったのでどうなっていたか分からない。
竹谷さんはいいペースを作ってくれて、私は千切れそうではないが余裕でもない。
ふと少し緩んだ時にゼッケン#7さんが飛び出す。竹谷さんはそれに追いつく。
私は追いつけず。ヒルクライムだからアタックにはアタックで応えるのではなく、ペースで追いつくべきだが、結局余裕がなかったみたい。


そのまま前二人が見えなくなり、単独3位でゴール。
また冴えないレースをしてしまった。


最大心拍 178
平均心拍 170
ケイデンス 73


 サイクリング・フェスティバル in Oyama 228km ロードレース

6時過ぎに出発で富士スピードウェイFISCO)へ。
224kmの長丁場なのでウォーミングアップはなし。

228km(実測224km) ソロの部 優勝 5時間33分13秒


結果は2位以下全員をラップして優勝。2位とは8分ほど差。


スタート後のローリングが終わってから2周目にいきなりFastest Lap。BSアンカーとブリッツェンがペースを作って5分52秒。
その後は10周目までずっと6分〜6分20秒。
11−20周は6分10秒−40秒ほどと少し落ち着く。
25周で114kmの部がレース終了なので、それまでは動かずにおとなしく過ごす。ペースが速いとは感じない。
余裕があるのでハンドルの上部分を持つ時間も多い。


21−30周は6分30秒−7分程度。
114kmの部がいなくなると人数がぐっと減る。よってぺースも落ちる。
一度上りで少し抜けたのでそのままなるしまの方々と3人で走るがここは先が長いので落ち着いて戻る。
そうこうしているうちに再び上りで集団から抜け出る。teamARIの方(Iさん)と二人になる。残りは17周くらい?
Iさんと二人で先頭交代して走れれば最後まで行ける可能性もあると思い、しかし228kmはあまりにも長すぎるので決して無理はせずに自分の持続可能なペースで走る。
そうこうしているうちに残り15周位を残して独り旅に。決して無理しているペースではなかったのでいけるところまで行く。
ペースは6分40−7分05秒。


赤い線が心拍数。緑がケイデンス。ちょっと見づらいけど後半に独走になって落ちていないのがわかる。
集団でないと下りでも休めないため。
残り4周くらいで一度落ちているのは後続集団をラップして少し休んだところ。
かなり調子が良かったためか、少し休んだ後にすぐ集団からまた抜け出して(というかペースが合わなかったため)自分のぺースでゴールまで踏んだ。
ほとんどラップタイムは落ちなかった。


090705_228km RXR with Garmin
今回のバイク。非の打ちどころがないほどしっかりと進む。


090705_228km 表彰台
朝練仲間のまこっちが5位入賞。
ちなみにまこっちはFISCOコースレコード(オートバイ)を過去に作ったそうで、レース中も『このコーナーは220km/hで…』と呟いていた。



耐久レース&周回練習の友
090705_Garmin Edge705
GPSの特徴を生かしたAUTO LAP機能が素晴らしい。とくに私のようにグルグル周回練習を基本としたり、日本ではサーキットコースの周回レースが基本なので、いちいち周回する度にLAPボタン押さなくても毎周のLAPを確実に記録してくれる。
特に今回は50周をきっちりとメーターが数えて記録しているので走行中頭がパァになっていても混乱しないし、あとでPCでデータもばっちりと見られる。
実際後半に計測PCの不調で周回板が1周間違えた時があったが、それも自信を持って指摘できて混乱することもなかった。