RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

 Jサイクルツアー第8戦大町美麻ロード 参戦記#1

【夜泣き再び】


金曜の夜子供がなかなか寝付けないので、23:30過ぎに週末遠征の食料買い物がてらにベビーカーに乗せて散歩に。
出発後5分で子供は寝る。
そんなこんなで0時過ぎ就寝。
しかし、また夜泣きの日だったらしくて4時前に目が覚める。
そのまま寝られそうになかったので、ぼちぼち準備をして(っていうか昨晩中にほとんどしていたが)4時間弱の睡眠で出発。


今回は私の車に3人分の自転車と荷物を積んでいく。


往路は元気なので私一人の運転で事足りる。
3.5時間くらいのドライブの末に無事大町美麻に到着。
宿はスタート地点至近の穴場宿。
毎度中畑監督に全てまかせっきりで安心してレースに臨める。


【到着〜アップ】


家では自転車をゆっくりいじる時間がないので、毎度の事ながらレース会場でブレーキシューの調整とチェーン交換(またかよ!)。
カンパの11S用のごついチェーンカッターは、作りがしっかりしているので以前より作業に安心感がある。
今回は無事交換終了。
木祖村2daysの後に替えたチェーンだから使用は3ヶ月。けどローラー練習も多いので、走行は3500kmくらい?


10時より皆で試走へ。路面は超スリッピーでダンシングがまったくできない。これはヤバい。
けど結果的には午後のレース時にはドライだったので問題なし。


スリッピーなコースを下り返すのが嫌なので頂上のゴールからそのまま反対側に下ったらもっとスリッピーで下りが長くてエライ事になっていた。
なんとか無事こけずに下ってからスタート地点まで数km続く上り。
軽いギアでくるくる回すようにして走っていたら、くるくるくるくる脚が回っていく。
ダンシングしてどんどん回転が上がっていくがウォーミングアップなのでギアを重くせずに脚をどんどん回転させていったら終始80回転台のダンシングが90回転くらいまで上がっていった。
心拍数も180を超える。特に追い込まずに自然とそこまで上がっていくのは相当調子が良かったのだと思う。


スタート地点に戻りもう一度コースを上ってから宿に帰る。


午後にレースがあるので胃にもたれないように、お腹がすかない程度にこまめにパン等を食べておく。
さすがに寝不足なので練習後に昼寝。
14:34スタートなので、13時頃に起きてぼちぼち準備をする。


【ウォーミングアップ】


練習でやっているようにソリア3分を3回やろうと決めていた。
午前中に走った上りは一定の勾配で3分でも5分でももがける。
時間を逆算してスタートする。
1本目はシッティング高回転で3分間。179まで上がる。最後腰上げてダッシュすれば一瞬で180まで上がるだろう。
いつもより長めの7分レスト。
2本目は60回転弱くらいの重いギアで、思いっきりトルクをかけたダンシング。これは3本目に一番速く走るための準備という感じで筋肉を使う。
また7分くらい休んで3本目。
一番速く走れるギア・走り方で上げる。心拍は180を超える。
十分上げきってアップはバッチリできた。脚に疲労も感じないし、走り方を間違えなければそこそこいい結果が出せるはずだ。って少し自分に期待した。
走り方を間違えなければ、、、


【レース】


ニッポの佐野選手がダントツのタイムを出している事を知る。他選手とのタイム差から考えるに桁はずれの走りだったのだろう。
それを聞いて私も自分の殻を破ってプロを食うような走りをしてみたいと思った。体調も良いようだし、自分の殻を破ってみようと。。
それでもスタート後全力で行って垂れるのは何度も経験済みなので、スタート後は抑えていく。
自然に身体が限界に向かって上がっていくような、ギリギリでキープできるレベルで走るイメージ。けど走っている感じそんなにスピードが出ている感じはしなかった。
そして中間点より前くらいの平坦でアウターに入れてスピードに乗せる。
そこから緩い勾配でスピードを維持してアウターのまま踏み続ける。
ケイデンスは落ちていくが、ギリギリ持ちこたえればいいタイムが出るはず。と思い53-25まで使いダンシングでケイデンス維持に努める。
かなりギアをかけているので、ゴールまでもてばそこそこのタイムは出るはず。先週の東京HC成木ステージでもいい走りができたからいけるはずだ、と思ったが、、、
現実はやっぱり現実で、そう甘くはなく、1km手前で完全に踏めなくなってThe END。
全く脚が売り切れたのでそこからインナーに落としても回転を上げられるわけもなく。
明らかに試走で走っていた時よりも遅い大失速でゴール。


            1. +


はーっ。なんて学習能力のない。
やっぱり私はタイムトライアルは駄目だ。


調子は良いはずだから明日に備えよう。
って前向きに考えるようにするも、明らかに追い込まれていた。


ニシゾノ選手は春先から結果を出して大ブレーク中。
モリモト選手も栂池・富士と実業団でしっかりと結果を出している。
昨年おきなわチャンピオンのタケスエ選手も驚異的な走りを既に披露している。
対して私は夏にならないとダメだ、なんて言い続けて、もう8月下旬。
これで走れなかったらどうしよう。


と、やや沈み気味。
けど宿に帰ればゴローさんがやけに明るい。宿の駐車場で3時間は何をするでもなくしゃべり続けていた。


私はお風呂に入り、また寝不足解消で部屋で横になって昼寝。
体調はいいはずだから、長いロードレースではなんとかなるはず。考えてもなるようにしかならないからしょうがない。


イナーメチームは中畑監督を中心にフルサポートしてくれる。
本当に純粋にレースが好きな人たちが、レースでがんばる私たちが一番気持ちよく走れるように、レースだけに集中できるようにとてもよく動いてくれる。
それでいてノルマとかどのレースを走れとか結果を出せとかというプレッシャーは全くない。
ほんと不思議とプレッシャーゼロ。
好きに走って楽しめばいいんだよ、という気持ちがひしひしと感じられて、逆にそれががんばるぞ〜っていう大きな原動力になっている気がする。


チームで夕食食べて、翌日のレースに向けたミーティングして、マッサージ受けて、23時前には寝る。
準備は全部した。あとは走るのみ。
布団に入ってあー幸せだ―。って感じる。