RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

 箱根駅伝(2区)

23.5km 1時間30分28秒(大会新記録)


一年のうちで力を入れて臨むレースのひとつである第13回箱根駅伝大会。某外資系証券会社の走り好きの人が始めて以来ほぼ毎年参加チーム・人数が増加していて、今年は主に金融機関の会社から17チーム総勢150名ほどが参加する大会。
私は3年前に知り合いから話を聞いて、社内で声をかけてチームを結成して今年で4度目の参加。2004年は初出場で初優勝。タイムは初めて8時間を切る7時間58分。基本的に大手町から芦ノ湖までたすきをつなげば何人で走ってもいいのだが、なんとなく5人のチームにこだわり続けている。
2005年・2006年も同様に社内で5人のチームを作ったが、連続で2位。


5時起床で車で戸塚へ。車中でおにぎりやパンの朝食を食べる。戸塚の駅のそばに駐車して、6:26の電車で川崎へ。川崎駅からはウォーミングアップがてら軽く走って2区の中継所へと向かう。若干腿に違和感を感じたので入念にストレッチをした。
1区では予想通りNewberyBチームがトップで、わがチームのJJは5分30秒近く遅れて2位。ちょっと差が大きいかなと思いつつも2番目でスタートした私はなるべく差を縮めるべく走る。前半は無理をしないで走っていたら4kmくらい走ったところで前と30秒差が縮まっていたので、手応えを感じた。次の4kmくらいでも30秒差を縮める。自分は23.5kmという距離と後半のアップダウンを考えて飛ばしていなかったので、中盤ペースを上げることができた。中間点くらいの上りで一気に抜く時は意識してかなりペースを上げて一気に差を広げた。その後も非常に調子よく走ることができた。
ゴール近く戸塚駅で線路を通過する所は今年からルールが変わって踏み切りを通らずに駅構内を通る事になったのだが、その階段の上り下りで腿の筋肉が痛くなり、最後の2km弱はペースを上げられなかった。それでも1時間30分28秒と自分では信じられないくらいの好タイム。単純に計算して3分51秒/kmペース。
3区は1時間36分とまさかの失速でトップから10分以上遅れて、4区に中継する直前では逆転されてしまうが、4区のBenがスタート早々にライバルを抜き去り小田原中継所では4分近くの差をつける。これで勝負は弊社チーム”Roppongi Express”と昨年優勝でコースレコードを持っている”Newberry”チームの一騎打ちに。Newberryの5区走者はフルマラソン2時間43分で、当駅伝5区の区間記録を持っているスーパーランナーだが、今年は調子悪いと言っており、その言葉どおり差を縮めることはなく、30秒ほど差を広げて逃げ切り優勝。我がチームの田原さんは5区で堂々の区間賞。総合も7時間33分20秒とコースレコード更新。快心のレースだった。
ちなみに金融業界、特に外資系は人の動きが激しいので、参加しているチームも元XX勤務とかはザラで、果ては人脈豊富な人がそれを武器に速い人を集めてチームを結成してこの駅伝に出ていたりする。そんな中我々のチームはあくまでも社内のランナーにこだわってチームを作っている。それで集まった5人の述べ勤続年数35年というのは人の動きが激しい外資系にあって誇れることだと思う。


今年は皆が気合を入れて大きな目標としていた事が大きな勝因であると思う。あと私個人に関して、これだけの練習量でよくここまで走れたと驚く一方社会人としてのスポーツへの取り組み方が少し分かってきた気がした。自分の実力(ハーフマラソンで1時間19分くらい)は上がっていないけど、大きなレースで100%の力を出すのが上手くなったと思う。このような大会は皆サラリーマンなのでそれぞれ調子を合わせるのが難しいと思うが、それだけに例えフルマラソンで3時間を切るような人にでも、コンディショニング次第では勝つことが可能だ。
…とは言ってもロードレースに関しては、今の自分の100%ではツールド沖縄で勝負できるレベルではないので、今年もう少し力を上げることが必要だ。これで大きな目標の一つの駅伝が終わったので、これからはロードレースを視野に入れて練習して行こう。