RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

 タイヤ

午後にゴローさんから電話があり、タイヤについて聞かれた。


そういえば全日本選手権がパンクで終わってしまった後、タイヤについての考えを書いていて、それがPCに保存されたままになっていたので、これを機にアップしてしまえ。


【 タイヤ考 】


全日本選手権は前後輪同時パンクにより集団から脱落という結果に終わったんで、タイヤに関して再考するきっかけになった。


レースで使っていたのはここ3年ほどずっと愛用しているContinental Competition 19C。
耐パンク性が高くて転がり抵抗が小さくてグリップ良くて軽量という理由で使用している。
まぁこう書くといいとこばかりのようだけど、一般的なデメリットは耐摩耗性?
グリップ良い分トレッド減るのがかなり早い。けどこれはそのくらいの頻度で張り替えていればパンクリスクも減ると考えて、私はデメリットと思っていない。


19Cっていう細い、一般的にあまりロードレース向けではないところがポイント。
圧倒的に軽くて、ホイール外周部なので上りでのメリットは計り知れない。(と信じている)
細いけど、特別タイトな下りコーナーがあったり路面が荒れているコース以外でのグリップは全く問題なし。
ただし決定的なネガティブ要因はその細さからくる空気容量の少なさ。
これは空気入れる時に如実に分かる。
えっもう?ってくらい簡単に8気圧まで入ってしまう。
細いので低圧では走れないが、高圧でもグリップはけっこういい。
ただし路面からのショック吸収は当然あまり良くない。
いかにも高圧で、TT用のタイヤというようなイメージ。


八幡平のコースはコーナーはまったくないが、一部農道みたいな道でかなり路面が荒れている。
それは知っていたんだが、結果的に甘く見ていた。
7時間近いレースになるので、体力温存を狙って空気圧を7.5気圧弱くらいと、少し低めにして走った。
あまりカンカンに空気入れると路面からのショックで余計に体力奪われると思ったが。
計算外だったのは風が強かった事。
風下の道端に一列に張り付いて走る為、前の路面が確認出来ない。
当然路肩が一番路面荒れているので、コースアウトしてダート走る選手もちらほら。
私も前の選手の真後ろについて道路の端を走っていたら、ガツンと穴にヒットしてしまった。


23Cのタイヤに7.5気圧くらいだったらパンクまではいかなかったと思うが、19Cのタイヤでは一気に空気が抜けるパンク。


今回は運だけではなく、機材選択が影響した結末。


それを踏まえて、今後のレース用タイヤはどうしようかというと。
引き続きサーキットレース(ほぼトレーニングレースの位置づけだが)とヒルクライムではコンペの19C。
群馬CSC/広島/おきなわは微妙なところ。
コンペ19Cの軽さを取るか、22Cを取るか。またはコンペ22CではなくてGP4000 Tu。
まこっちや西谷さんによると、GP4000のグリップは良いらしい。
今度使用してみようとゲットしてみたら、なるほど表面のトレッドは見るからにグリップ良さそうな質感。
しかもカタログ値よりも軽くて250g台。
Continental GP4000
これはオールラウンドに使えていいかも。


ちなみにCompetition 22c
Continental Competition 22C


Competition 19c
Continental Competition 19C
軽い。一か八かの決戦用というデリケートな感じもないので、ヒルクライムはこれで決まり。


イメージ22cでは28回のポンピングで7気圧越えるところが19cでは20回ほどで7気圧入っちゃう感じ。


やっぱりオールマイティなロードレース用だったら22-23cの太さなんだろうな。