RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

ジャパンカップ速報→詳報

下りで落車してリタイヤです。
先頭で自爆。
同じレースを走っていた方々に迷惑をかけ、巻き込んでしまった事が何よりも心苦しくて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

というわけで、坊主頭。


詳細は追って。

            1. +


当日起床は6:30前くらい。自然起床。
ちょっと緊張していたのか思ったほどぐっすりは眠れてなかった。
ホテルの部屋で朝食を摂って、コーヒーを飲んで8時前には出陣。


身体の状態としてはまずまず。
練習減らして脚の疲労はほとんど抜けているが、腰にかなり強い張りがある。
これは今の自転車の乗り方に慣れてきた為だと思う。具体的にどこの筋肉を使ってどう、と説明するのは難しいが、ダンシングでより腕‐体幹‐脚に連帯感が出てきた感じ。
ただ脚がいっぱいになるのと違って腰とか肩はレース中は忘れる事が出来るので、問題ないだろう。


時間的にすごーく余裕があるので9時10分くらいからウォーミングアップ開始。
かなり気温が低いので冬用のタイツを履いて。
ゆーっくり走りじっくりと身体が温める。下りはコーナーを頭に入れるのとタイヤのグリップ感を意識して。
古賀志林道の下りの後半は超高速のブラインドのS字がふたつあるけど、意外とRがきつくない。
60km/h程度で突っ込んでもほぼノーブレーキでイケる。けどレースだともっと70km/h近く出るだろうからやっぱりノーブレーキはきついか?
いずれにせよここは頭に入っているか否かでかなり差が出てくる。


ウォーミングアップの仕上げとしては15分メディオとか3分ソリアとか数十秒のインターバルとか、色々考えられるけど、私はコレって決めてはなくその日の気分・体調・環境に合わせてやる。
環境という意味でローラー台が一番確実なので今回固定ローラーを持ち込んだが、結局使用せず。
今回は古賀志を一回メディオ〜ソリアレベルで上ってみる事に。
3周目の古賀志で左コーナー曲がって上り始めるところから頂上まで、3分20秒で401W。
全力で追い込んだわけではないが400W出たので、これで準備完了。レースでも対応できるだろう。


駐車場に戻って着替えてアップオイルを塗って準備万全でスタート地点へ。


百数十名がエントリーしているが、このコースは道幅があまり広くないまま林道へ突っ込むためかなりスタート後の位置取りが熾烈。トップ選手たちがかなり速いペースを作るので前に出るのも大変。結局抜かして行きながら上ったが40番手くらい?までしか上がれずに下りへ。
下りでプチ中切れ。この位置で走っていたらしょうがない。前との秒差は2秒も開いていないが、70km/h近くでかっ飛んでいるので、その差を詰めるのがけっこうきつい。
下りの終わりで追いついたが、その後の右コーナーの先のちょっとした上り返しも全力ダッシュ、左コーナーからの下りでも全力ダッシュ、突き当り左折して幹線道路に出ても全力ダッシュ。ほんと集団の後ろにつくのがギリギリな状態でようやく追いついたところで集団が落ち着く。っていうか逆か。集団が落ち着いてようやく追いついた感じ。
そういえばO-Vestのニシタニさんが2年前(優勝した翌年)スタート後に前に出られず、集団との差が開いてしまい、結局それに追いつかずにレース終了したってのがあったが、なるほど、どんな展開だったが想像がつく。


追いついてからは落ち着いて進む。上りはペースがそんなに上がらず。そりゃきついけど、周りがぺースアップすればいつでも対応できたし、同じ位置で上っている人は私よりきつそう。
余裕あるから仕掛けるではなく、決定的な動きは見逃さぬようにして、この感じで周回を重ねれば後半の勝負で一気に人数を絞ることはできるな。


上りのペースアップでは、アタックの瞬間に反応してつくではなく、脚を使わぬようにして自分のペースで頂上迄に追いつく。
3周目に入るところで小さな先頭グループができて先行していた。傍から見たら決まってしまうか?というけっこう危ない動きだったらしいが、走っている時は古賀志でまだ追いつく範囲だろう、と思っていた。実際かなりギリギリだったけど、頂上で追いついて事なきを得る。
勝負をかける脚は残しながら走れていたけど、3周走っても予想外に人数が減らない。まぁ人数が減るのはここからだ、と言い聞かせ焦らない。
つもりだったが、、、3周目の後半にフランス人がアタック。輪島のBR-1で勝った選手だ。完全にお見合いで集団は止まってしまったのですぐに45秒くらいの差がつく。このコースを残り45kmくらい単独で行かれるとは思わなかったが、あまりにも集団が止まっていて、上りでちょっとペースアップしても誰一人ついてこないので、続いて私も飛び出す。
うまい具合に強い2-3人が追いついてきて追走集団ができて前に追いつけば、、、という意図だったが、後続を見ると集団がまとまって追ってきているので、2kmほどで潔く諦めて、鶴CCの坂の前で吸収される。ここは早く諦めて上りで遅れないように一呼吸置かねばならぬので、無駄なかっこ悪い動きをしてしまった割には最善の判断ができたと思う。
後で聞いた話、解説のイマナカ氏も私の飛び出しを冷静に『まだ行くのは早いですねぇ』と分析していたらしい。仰る通り。
集団に吸収された直後の鶴CCは無事クリアして4周目。


30秒ほど前にフランス人一人先行。それを追ってペースが上がる。MTBチャンピオンのコウヘイ君とか鹿屋の学生とかがぺースアップ。
コウヘイ君はデカイ身体でパワフルに軽いギアをかなりのケイデンスで回して上る。今回の優勝候補はコウヘイで決まりでしょ、っていう人もいるほど強いらしい。
あとは本職選手もかなり出ているが、学生も同等以上の走りでレースをリードしている感じ。
5名くらいがちょっとだけ抜け出す形。けっこうきつい場面なので、ここで勝負をかければ確実に人数は絞られたが、まだすぐ後ろに一列で集団はいるので、もう少し我慢。
4周目でこの状況なら、5周目はもっと人数減るしもっときつくなる。6周目まで我慢すれば一つの上りだけで集団が崩壊して数人の勝負になるだろうから、そこまで脚は取っておこう。脚は使いたくないけど、ここでペースが上げて後続が脚を使えば5・6周目の勝負がより確実なものになる。
頂上でフランス人との差は15秒。ひとつの上りでこの差になったので、もう逃げを気にすることはない。



頂上を先頭でクリアして下りへ。
その前の周まで下りでじわじわと離れていく選手を見ていて遅いなぁと感じていたので、自分のペースで下って後続が追走で脚を使えばいいやと思い古賀志を下る。


前半に連続するきついS字の3つ目だったか。左コーナーで後輪が滑る。
なんとか立て直すも直後の右コーナーへの進入態勢が全く整っていない。
かなりの勾配がありスピードが出ているのでブレーキも間に合わない。ギリギリで回り切ろうと思ったが、、、


壁に激突。


先頭で。。


集団でハイスピードコーナー走っていて、前の選手がライン間違えて突っ込んでいったら、危ないヤツだと感じて車間開けていない限り、通常後ろの選手も突っ込む。
それで私の後ろで転んだ方2名(少なくともレースに復帰できない状況の選手は)。
本当に申し訳ない。
それ以外言葉が見つからない。



私が書けるレース記はここまで。


レースは意外や20名強での集団スプリントで、大塚選手が優勝。
ドーピングチェックの為身柄拘束されながら、それをテレビ画面で見ていた。
悔しい。
またここで勝負するまで1年か。