RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

 2009年のレース活動総括

  レース 順位 自転車
1月 もてぎ100kmサイクルマラソン 完走 Time RXR
2月 神宮外苑クリテリウム 12km 失格 Time RXR
4月 もてぎエコクラシック 72km 5位 Time RXR
5月 埼玉県タイムトライアル 20km 遅刻 Cervelo P3
  修善寺カップ 完走 Time VXRS WS
  2days in 木祖村 TT 2位 Cervelo P3
  2days in 木祖村 1stステージ 3位 Time VXRS WS
  2days in 木祖村 2ndステージ 優勝 Time VXRS WS
6月 富士ヒルクライム 7位 Time RXR
  修善寺5時間耐久 優勝 Time RXR
  ツールド美ヶ原ヒルクライム 5位 Time RXR
7月 サイクリング・フェスティバル in 小山 228km 優勝 Time RXR
  東京ヒルクライム 奥多摩 3位 Time RXR
8月 東京ヒルクライム 成木 優勝 Time RXR
  実業団 大町美麻ロードレース 200km 6位 Time RXR
  乗鞍ヒルクライム 8位 GDR Meteor Launch
9月 イナーメヒルクライム 山形村 ?? GDR Meteor Launch/Speed
10月 アートスポーツ杯 ロードレース100km 優勝 GDR Meteor Speed
  ジャパンカップ オープンロード 80km リタイア GDR Meteor Speed
11月 ツールドおきなわ 市民200 2位 GDR Meteor Speed


とまぁこんな感じ。


1月の茂木100kmサイクルマラソンは2年連続。初めての故障である膝痛と相談しながら出走してなんとか完走。


2月の神宮外苑クリテリウムは、とってもよく走れた。まったいら12kmのレースで集団から抜け出して逃げ切れたのは非常に自信になった。
しかしフロントにカーボンスリースポークホイールを使用していた為、UCIルールに抵触して失格。
今後UCI規則を意識しないといけないという事も勉強になった。


3月はレースなし。


4月はエコ・クラシック@もてぎの一つだけ。このレースは初めてだったが、原因不明の筋収縮により集団についていくのがやっと。
この頃少し焦ってきたかな。


5月の埼玉タイムトライアルでは遅刻。
修善寺ではチェーン落ち。。
今シーズンはどうなってしまうんだ?
けど平地20kmTTのネットタイムで田中さん・藤田さんから30秒程度の遅れで済んだので、全然身体ができていないとは思っていなかった。何かがかみ合わず結果が出ていないだけだと。


そして木祖村
前半戦の目標レースでとりあえず結果を出したかったレース。
初日TTで2位。午後のロードレースでも3位。Lee Rogersに完敗したレース。
失敗というか、力が足りなかった。この日はヤケクソで夕食は御膳完食に美味しいご飯をお替り。さらにビールも一杯飲んでぐっすり眠る。
それでリラックスしたのが良かったのか、2日目はステージ優勝。
シーズン初優勝だったので嬉しかった。
けど、実は何よりもこの遠征での収穫は、今のシューズに出逢ったことかも。当時は仮チームメートだったまこっちのS-Worksシューズを試し履きさせてもらったら、ちょうど同サイズだった事もありそのままレースいけるんじゃないかってほど良いフィットだったので、帰ってすぐに買って今に至る。
ところでこのレースはまこっちにとってもとても大きなきっかけになった、と本人談。
当時まだまだ素人の域を出なかった走りが、このレースで足りないモノに気付き沖縄を目標にスイッチが入り、市民200初挑戦で11位。


6月、富士ヒルクライム
昨年よりタイムも順位も悪かった。やっぱヒルクライムは向いていないかなぁ、と考えざるを得ない結果。
修善寺5時間耐久ではソロで優勝。上りが嫌い・弱いわけではない、と再確認。200km/5時間級のレースは大得意。
この時の2位は武井選手。
ツールド美ヶ原。5位。前半は良かったが、後半失速。富士HCよりは良かったが、やっぱりHCでは勝てない。


7月、FISCOでの228kmロードレース。優勝。長距離・長時間レースは大得意。
東京ヒルクライム奥多摩ステージでは竹谷さん、森さんに次いで3位。やっぱりヒルクライムは弱い。


8月、東京ヒルクライム成木ステージでは二連覇達成。竹谷さんにリベンジ果たす。15分弱と短いから?勾配が急だから?
前日に行ったローラー台での15分走からしても調子が良かったのは確か。
で、好調なまま臨めた大町美麻ロードレース。TRでプロに混ざって6位入賞。小川村での武末さんの2位があっただけに素直に順位に対して手放しでは喜べないが、自分の実力を出せたレースをできたので、満足している。
で、前半のハイライトの乗鞍ヒルクライム。3年連続の8位。タイムは昨年よりも落とす。一年間の中間目標としてやってきただけに残念な結果。


9月、山形村ヒルクライム。完全にOFF明けのコンディションで出てしまった大会。GDRの2台のフレームを走り比べ。


10月、アートスポーツ杯100km@群馬CSCで優勝。おきなわに向けて大変自信がついた。レース内容的にも満足のいくもの。これがなければ不安のまま沖縄へ行っていたと思う。
翌週のジャパンカップでは痛恨の下りでの落車。初心忘るべからず。
2週間後、なんとかコンディションを整えてのツールドおきなわ・市民200。2連連続の2位。自分のレースをした。けど結果として勝てなかった。まだまだ足りない。たまたま、ではなく、狙って勝ちにいきたい。来年に向けて、またやる気になるシーズンの締めくくりだった。

 ツールドおきなわ市民200 レースレポート

  • 結果:2位 5時間36分16秒 (+0.25秒)

http://www.tour-de-okinawa.jp/resultpdf/200km.pdf


とりあえず時系列で記録。


前日22時過ぎ就寝。2回トイレで目を覚まし、4:20に起床。眠りは非常に浅い。
最近レースに対して緊張しすぎている。
起床時の体調は良い。身体に変なハリもないし胃腸が苦しいとかもない。
どちらかというと身体はかなり軽量に仕上がったので、エネルギー不足にならないように前夜就寝前にザバスのエネルギージェルを3つ摂る。


部屋でパン・どら焼きなどの朝食を軽く食べてコーヒー2杯飲んで出発。本当はシリアル・ヨーグルトが良かったが前日買い出しに行く時間がなかったので、補給食の一部みたいな朝食。
5時過ぎ出発で車でいつもの駐車場へ。今回イナーメから5名。他シナジーから2名、女性選手2名、父親、と仲間が多いので楽しい。

091108_イナーメ&お台場メンバー
<イナーメジャージのデザイン・色遣いってものすごく秀逸で、集団の中でも一番目立ってカッコイイと思うのは私だけ?>


今後の遠征のマストアイテムになる秘密兵器を高橋誠選手(通称マコチ)に借りて空気を入れてウェスでチェーンを拭いてからタクリーノチェーンオイルを薄くさして、トイレを済ませ補給食を作ってスタートオイルを塗って、準備万全。
ウォーミングアップが不要なロードレース万歳!ヒルクライムのウォーミングってツライから…


ヒルクライムの王者森本さん登場。宣戦布告して帰っていくの図>


補給食は作った後も万一足りないとまずいから、と思い出発までにどんどん後ろのポケットが膨らんでいく。
今回は後述するハプニングにより途中休憩が入りゴール時間が大きく遅れたので、余裕を持って補給食を持参してよかった。正直当初計画量くらいではアウトだったと思う。


スタート前昨年覇者武末さん・2006年覇者武井さんと挨拶。武末さんは噂通り万全のコンディションではないらしい。


前武末選手。その奥に隠れてしまっているが武井選手。
私は珍しく半袖+アームカバーで。



スタート
例年本部半島で少人数の逃げが決まって集団が落ち着く、という展開だが今年はちょっと違った。マシモさんが居ないから?なかなか逃げが決まらず集団のペースも落ちない。
有力選手の飛び出しだけはチェックしながら常に集団の前方をキープ。
で、最終的に3名の逃げが決まる。
しかしそのメンバーがちょっと問題で、木祖村総合優勝のリー・ロジャース、輪島のBR-1優勝のフランス人、ともう一人外国人選手。
要注意選手2名が逃げているのまったりとして差を広げすぎるわけにはいかない。けど3名で本部半島からだとゴールまでの逃げ切りは難しいので、とりあえず展開的にはOK。


海岸線を北上するところでもペースが落ちないのでこれは間違いなく市民レースのコースレコードが出るなぁと予想。


で、一回目の普久川ダムへ。毎年ここからレース開始という感じだが、今回もそんな感じ。
1本目下りに入る前まで約6kmのデータを見ると;

  • 6.05km、15分01秒、324.8W、172.1拍、79.8回転

前半けっこうシッティングで高回転で上れたのでかなり調子が良かったはず。
昨年までよりも格段に余裕をもって上り切ることができた。
上り口で4分くらいだった差が頂上で約3分半くらい。前の人数と残りのコース・距離を考えると焦る距離ではない。
ダムの上りを終えて下りに入るところでも例年はまったりとして後ろから続々と連結して集団が大きくなるんだが、今年はここでもまったりせずかなり集団前方は活発。
少人数の追走グループを作ろうという動きでかなりペースが速いまま進む。
私もここでの動きには乗り遅れないようにと思い前で展開する。
例年ペースがガクッと落ちる区間をことごとく速いまま進む。私にとってはイイ展開。
奥の一番長い上りでO-vestの小原選手とよっしーが少しだけ先行していたところ、私も少しペースを上げて追いつく。しかしそのままなんとなく先行したら二人ともついてこなかったので、ちょっとだけ集団から抜け出して泳がされる。
特にアタックすることなく抜け出したので戻るのももったいないし泳いでいたけど、差が広がらない。今日はそのまま単独で前を追うという脚が自分にはないと思いこりゃ吸収されるのも時間の問題だなと思っていたら、、、
85kmのスタートを待つ集団横を一人で突っ込んだら『止まれーっ!!』と。
こちらレース中なわけで、何かの間違いだろうと思ったけど、わけわからずそこで集団に吸収される。
その後オフィシャルの車が来て、『止まりなさい』と。

???



言われるがままに止まる。当然後ろの集団もどんどん追いついてくる。漁港に入ってくださいと、言われるがまま。
サイクリング大会のようだ。
理由は後で聞いたが、市民200のペースが想定より速く女子国際のスタート時間より先に通過してしまったため?チャンピオンの集団のペースが遅く交通規制解除の時間を延ばす交渉をしていたため?
いまだに「なるほど、だから止められたのか」と腑に落ちる説明がないが、とにかく一旦レースは中断。
一年間の最大目標のレースで、私は正直再現不可能だろうと思うくらいにばっちりコンディションが合ってピークの状態でレースに臨んだつもりで、GDR+Lightweightホイールに沖縄用タイヤチョイスまで完璧を目指したし、会社二日間休んで、妻子を連れて沖縄まで来て、父親も応援に呼んで、、、そこまでしたレースが止められてしまった。
レース終了になったわけではないが、20分の中休みを挟んで再開される190kmのロードレースってなんじゃい?という感じで、気持ちが完全に切れてしまい到底再スタート後にまたゴール目指して勝負できるという精神状態ではなくなってしまった。
茫然。


速すぎた市民レースはその代償として無駄な時間を漁港にて過ごすことにより女子のレースを予定通りスタートさせた後に再開。


逃げていた3選手をスタートさせて、4分後にその他全員の集団をスタート。


そこは海岸線の平地で、2回目のダムの上りまで約10km。ほどなくシマノ(ドリンキングス)の白石選手ともう一人の選手が積極的にペースを上げる。それに協調してローテーションする選手が私含め合計8名ほど。
完全に気持ちが切れてしまっていた(と思っていた)が、再スタート後になぜ集団の前でペースを作れていたのか分からない。


オーガナイザーに対してぶーたれて文句たらたらだったが、このレースもここからゴール目指して進んで誰かが一番にゴールラインを越えて優勝者が出る。
そこに自分は加わらずに文句言っていて、主催者を批判して終わりでいいのか?って自問自答は少しあった。
やっぱりこんな状況でも誰かが一番目指してゴールを目指すなら、負けたくはない、という気持ちがあったのは確か。


海岸線を8名ほどのローテーションで集団を引っ張って進む。データ見たら再スタートから上り口まで平均44km/hくらい。
チームメートのいぶし銀・武田さんもローテに加わっていた。逃げ集団との差を詰めるべくがんがんハイペースを作ってくれる。言葉を交わしたわけではないが、チームメートの無言の働きがすごく嬉しかった。ここで差を詰めるのに協力するからまだ勝負を諦めるなと。ロードレースにチームで参加する醍醐味だ。
これが最終的には一番の着火剤だったと思う。

<金曜試走時のいぶし銀タケダさん。路駐の車を避けて中央線はみ出しているだけです。>


はっきり言って前代未聞の状況で一番得をしていたのは明らかに逃げていた3名。自分たちの脚をひたすらに使い続ける代償として4分のアドバンテージを得ていたが、そのアドバンテージそのままに大休憩で体力が回復する。一方後ろの集団は逃げ集団ほど脚を使わずに、後半勝負に備えて走っていたので、20分ほどの休憩の持つ意味は逃げ3名と比較にならないほど軽い。
だからもし3名の中から優勝者が出たとしたら、それには納得がいかずにかっこ悪くても休憩のせいにするだろうし、絶対に4位争いの競争なんてできない。
けどこの状況で前の逃げが潰れたなら、そこからの勝負は一応皆平等の(もしくはそれに近い)条件なので、休憩あったから…なんて言い訳はできないだろう。


シマノドリンキングス、武田さん他の働きによりダムの上り口に入る時点では、再スタート時4分あった差が2分40秒くらいまで詰まっていた。この差の詰まり方からすると間違いなく3人は吸収される。
そうなると私が一緒に走っていた集団の中から優勝者が出る。もうあの休憩で気持ちが切れたから…なんて言い訳でシーズンを締めくくれない。
自然と2回目の上りでも前方キープで走っていた。


ただやはり皆も大休憩で意気消沈という感じで、いつもの勝負のかかったガンガンいく上りではない。
1本目よりもまったりと、ギリギリとは程遠いペースで進む。
下りは事前打ち合わせ通りカミカゼまこちがきれいなラインでよどみなく進みペースを作る。

<試走時の下りでちゃんとシミュレーション>


2回目のダムの上りで少しだけ飛び出していた3名も吸収していよいよ高江〜源河の勝負区間。
ここまでは例年とは大きく異なる展開でまだ集団の人数も多い。
ここからはもはや迷うことなく力勝負するのみ。
アタックするではなくペースを徐々に上げる。人数が少なくなるまで少しずつ上げ続ける。
6人になった。途中で一度先頭交代をしてみたら、武井さんが引いてくれた。
それもローテーションをするという感じではなく、私と同じくハイペースを維持して逃げを決定的にするという意思で引き続けてくれる。
視界が開けて頂上が見えるところで更に少し上げてほとんど勝負あり。
この時点で前2名(1名はダムの上りですぐに脱落済み)もばらばらになり、もう1分を切っているので特に意識しなくてもいい。


6名での勝負目指してローテーションする中で武井さんがアタック。一人で逃げ切るには長すぎるので見送り5名で回す。
差が広がって危なくなるでもないが意外とすぐに戻ってくるでもなく、しばらくは武井さん逃げ〜5名追走という構図。
さすがに様子見という感じだったと思うので、しばらくして吸収。けどこの時の走りを見て、あぁ今日の武井さんは強いなぁと少し警戒。
6名のメンバーは、06年優勝・07年2位の武井さん、シルベストの松木さん、乗鞍2連覇中の森本さん、エルドラド、竹芝レーシング(←すみません、名前知りません)、私。
その後逃げていたLee Rogers、Adrien Calatayudを順次吸収。
6名のローテーションは極めてスムーズで心地よかった。市民レースでここまでスムーズに走れるんだ、と嬉しくなるほど。
これは6名はこのままゴールまで行って入賞を確実にしたいという共通した意思があり、コースがきついから変に仕掛けなくても最後の源河だけで確実に力勝負ができるという認識があったからだと思う。
どのくらいスムーズだったかと言うと、Adrienは吸収後もずっとローテーション回す集団の後ろについてきたくらい。
追走集団にいたチームメートに言わせると、後ろもそこそこちゃんと追っていたようなので、ペース自体そんなに遅くはなかったと思う。決して速いものでもなかったが。


ところでレース後談だが、森本さんは後続との差が45秒となった時点で捕まるかな、と思ったらしい。どうりでローテーションの中で比較的積極的に走っていたわけだ。
少し縮まって45秒になった時はあったが、まだまだペースアップできる状態だし、仮に追いつかれたとしても高江のペースアップで見送ったというよりは遅れた選手たちの集団なので、源河前からもっと強烈に勝負をかければ絶対に勝負圏外まで突き放せると思っていたから、私としてはけっこう余裕で呑気にローテーションを回していた。
そんな思惑もあり、6名でスムーズに回っている中でも武井さんと森本さんが比較的牽引していたイメージあり。


あまり全て明確に覚えているわけではないが、Adrienがついてきている時、5名+Adrienとなっていたので、エルドラドの方は途中で脱落していた?


ちょっと面白かったのは、途中Adrienが復活したようでローテーションに加わってきた。それでしばらく回しているうちに東村のスプリントポイントへ。このワンデーレースでスプリントポイントの持つ意味って総合争いをしている者たちにとってはあまり大きくないで大きな動きもないまま通過かな、という雰囲気。ローテーションの順番的なもので森本さんが獲りそうだったので、多分本人もちょっと意識して踏んだ節があったように見えたが、Adrienがそれをギリギリ不自然じゃない感じで、あくまでも腰を上げずにちゃっかり獲っていった(ように見えた)。
それを最後に彼はローテーションに参加せず。
(おそらく)初参加の外人でありながらそこまでしっかり計算しているのはあっぱれ。
個人的にはこういう動きは全然アリだと思うので、全く批判する気はない。


そんなこんなで海岸線を進み、いよいよ終盤の上りへ。海岸線から少し内へ向かい二段階に上るところ。前述したような思惑からか、ヒルクラキングの森本さんが先頭。しかしペースアップという感じでもない。
実はその前から大腿四頭筋が攣りかけていたのでダンシングでリズムを取り戻す。私の場合平地含めシッティングで踏み続けていると脚を攣りやすい傾向があるが、その場合でもダンシングでうまくリズムに乗せるとそこからでもまだペースアップもアタックもかけられる。
なのでそこではダンシングで上りに筋肉を適応させる状態にもっていっただけ。
一度下って少しの平地を挟んでいよいよ最後の補給所へ。ここは勾配が中程度で極めて均一な比較的長めの上り。
ここを自分のペースで上っていたらなんとなく後ろが遅れ気味に見えたので、補給員が切れたくらいから少しだけペースアップ。ここで竹芝レーシングの方とAdrienが遅れて、勝負は4名に絞られて源河へ。


森本さん、武井さん、松木さん、私で最大の勝負どころへ突入。
ガツンと上げるではなく、ただ牽制するような遅いペースではなく上り始める。当然上りといえば森本さんが要注意だが、ここにきてペースは全く上がらない。松木さんの方が比較的調子よさそう。
私はここ2年逃げ続けた脚でこの坂を上っているので、きつさが充分にわかっている。特に脚がない状態での頂上前500mは本当に全身全霊でもがいても一向に進まない。
だから一か八かでドカンと行くべきではない。周りがきつそうに見えたところで少しずつ上げる。
4人で上っているペースでまだ余裕があった。周りはきつそうだったので中盤からペースを上げる。意外にも森本さんが脱落。
しばらくそのペースで踏んでみる。後ろ2名がなかなか離れない。ただ二人とも限界に近いのは感じるので、決してペースを落とさないで踏み続ける。
こっちもきつくなるが後ろがきつそうなのも息遣いではっきりと分かる。ここは我慢比べ。優勝を味わいたいのならこのギリギリの限界状態での我慢比べに勝たなければいけない。
きつくなってペースが落ちそうなところで踏ん張り、頂上まで失速しない限りにおいて全力を振り絞りペースを少しずつ上げる。
そしてついに単独になった!
しかし、、、極限での全開走行の中逐一後ろを確認していたわけではないが、後続2名がほぼ同時に離れてしまった。。これは大変分が悪い。
ゴールまで18km弱のほぼ平地を1対2での追いかけっこをすることになる。
そうならないように決してアタックせずにあくまでもじわっとしたペースアップで単独になる事を目指したが、お互いの力が拮抗していたのとライバルがロードレースを実に戦略的に考えて勝負していたので私の展開には持ち込めなかった。


(追記:後に聞いたが、やはり武井さん・松木さんは協調体制をしく事で合意していた。負けはしたが、それは市民レースとは言え比較的高い次元のロードレースだったという事。ロードレースは面白い。)


残った2名が上りで離れたとはいえ強かったので、頂上での差は10〜15秒くらい?しかつかなかった。それでもここは逃げるしかないので全力で行く。
下り途中にある上り返しで後ろを見たら二人が迫っている。
勢い的に考えて私一人で逃げ切れる脚はもうない。
昨年とは違い逃げを諦めて合流して3名でゴールを目指すことに。


海岸線に出る。武井さんが強い。
私はこの時点で完全に脚を攣ってしまった。もう座って強くぺダリングができない。
武井さんの速いペースに正直ついていくのが精いっぱいなのはローテーションしていて絶対にばれてしまうなと思ったほど。あそこでアタックされたら終わっていたかもしれない。それでもアタックされずにすんだのは皆限界だったからか、もしくは武井さんはゴールまで持ち込めば勝てるという自信があったからだろう。
なんとか千切れないようにごまかしごまかし一応ローテーションして進む。
橋のちょっとした上りはもう完全に終わっていて、体重移動のダンシングでギリギリやり過ごすのみ。
その後じわーっと上る最後の上りはまだマシで、上るぺダリングに切り替えてしまえばまだ走れる。
ジャスコ手前の最後のちょっとした丘で、ダメもとのアタック。
瞬発力が全くないので、ゴールスプリントするにしてもお互い限界の状態でもがきあう方がまだ可能性がある。
そこでも差はつかず、いよいよ最後の直線へ。
190kmをのきついコースを戦い抜いた3名でゴールライン通過の順位を巡ってローテーション回しつつも牽制をする。
緊張感あふれる最高に楽しい時間。ロードレースって最高。
ラスト1km切っていよいよローテも回らなくなりゴールスプリントに備える。
駆け出しの勝負では恐らく負けるし、190km走った後では、脚も一度は攣っているので、ロングスプリントもできないので、2番手から勝負するしかない。
ポジショニングはうまく松木さんの後を取れた。後ろは武井さん。
300m切ってもまだいかない。踏み出しで差をつけられない分失速したら完全にアウトなので、トップスピードに乗せてそれを維持できるだけの距離から仕掛けなければならない。それも3番手よりも早くに。
ラスト200mの手前くらいで右から仕掛ける。
松木さんはうまくパスできた。しかしさらに右から武井さんが来た。
ゴールまでの距離が短いので抜かれてスリップストリームに入って追いすがるのが精いっぱいで、武井さんの雄たけびを聞きながら2年連続のがっくりゴール。


完敗。
一緒に戦った仲間を讃え合うという事で、また勝者の余裕で、武井さんは私を持ち上げてくれたが、レースを決める動きの中、道中ローテーションの走り、源河での対処、ゴールスプリントに持ち込む展開力、などなど考えると完敗だった。


武井さんの喜びっぷりは半端じゃなく、このレースに対する意気込みのすごさが伝わってきたが、すごくよく理解できる。
私も一年間の練習の集大成と位置付けていて、このレースに賭ける気持ちの強さでは負けないと思うから。だからこそ一度は大休憩で『もうムリ』と思ったにも関わらず、ゴールに向けてまた踏みなおせた。
今回の1位・2位は、このレースに賭ける意気込みの1位・2位だったんじゃないか、と勝手に思っている。



ちなみに優勝タイムはグロスで5時間36分だったけど、途中休憩20分くらい?を考慮するとやっぱり断然で歴代最速。

            1. +


おきなわ初挑戦のまこっちが11位。
彼にはすごい伸びしろがある。来年こそは一ケタ順位を。

試走中笑顔のまこっち。2位に入った富士チャレ200も今回もイナーメジャージで出たけど、来年からは正式にイナーメのメンバーに。
大変楽しいチームになってきています。懐の深い中畑監督ありがとう!

            1. +


表彰式・閉会式でビール3本ほど飲んで、家族との夕食でビールと泡盛飲んで、その後大打ち上げ大会で一杯飲んで、最後にまた『なかま食堂』で泡盛
23:30 テビチそばで〆。

ジャパンカップ速報→詳報

下りで落車してリタイヤです。
先頭で自爆。
同じレースを走っていた方々に迷惑をかけ、巻き込んでしまった事が何よりも心苦しくて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

というわけで、坊主頭。


詳細は追って。

            1. +


当日起床は6:30前くらい。自然起床。
ちょっと緊張していたのか思ったほどぐっすりは眠れてなかった。
ホテルの部屋で朝食を摂って、コーヒーを飲んで8時前には出陣。


身体の状態としてはまずまず。
練習減らして脚の疲労はほとんど抜けているが、腰にかなり強い張りがある。
これは今の自転車の乗り方に慣れてきた為だと思う。具体的にどこの筋肉を使ってどう、と説明するのは難しいが、ダンシングでより腕‐体幹‐脚に連帯感が出てきた感じ。
ただ脚がいっぱいになるのと違って腰とか肩はレース中は忘れる事が出来るので、問題ないだろう。


時間的にすごーく余裕があるので9時10分くらいからウォーミングアップ開始。
かなり気温が低いので冬用のタイツを履いて。
ゆーっくり走りじっくりと身体が温める。下りはコーナーを頭に入れるのとタイヤのグリップ感を意識して。
古賀志林道の下りの後半は超高速のブラインドのS字がふたつあるけど、意外とRがきつくない。
60km/h程度で突っ込んでもほぼノーブレーキでイケる。けどレースだともっと70km/h近く出るだろうからやっぱりノーブレーキはきついか?
いずれにせよここは頭に入っているか否かでかなり差が出てくる。


ウォーミングアップの仕上げとしては15分メディオとか3分ソリアとか数十秒のインターバルとか、色々考えられるけど、私はコレって決めてはなくその日の気分・体調・環境に合わせてやる。
環境という意味でローラー台が一番確実なので今回固定ローラーを持ち込んだが、結局使用せず。
今回は古賀志を一回メディオ〜ソリアレベルで上ってみる事に。
3周目の古賀志で左コーナー曲がって上り始めるところから頂上まで、3分20秒で401W。
全力で追い込んだわけではないが400W出たので、これで準備完了。レースでも対応できるだろう。


駐車場に戻って着替えてアップオイルを塗って準備万全でスタート地点へ。


百数十名がエントリーしているが、このコースは道幅があまり広くないまま林道へ突っ込むためかなりスタート後の位置取りが熾烈。トップ選手たちがかなり速いペースを作るので前に出るのも大変。結局抜かして行きながら上ったが40番手くらい?までしか上がれずに下りへ。
下りでプチ中切れ。この位置で走っていたらしょうがない。前との秒差は2秒も開いていないが、70km/h近くでかっ飛んでいるので、その差を詰めるのがけっこうきつい。
下りの終わりで追いついたが、その後の右コーナーの先のちょっとした上り返しも全力ダッシュ、左コーナーからの下りでも全力ダッシュ、突き当り左折して幹線道路に出ても全力ダッシュ。ほんと集団の後ろにつくのがギリギリな状態でようやく追いついたところで集団が落ち着く。っていうか逆か。集団が落ち着いてようやく追いついた感じ。
そういえばO-Vestのニシタニさんが2年前(優勝した翌年)スタート後に前に出られず、集団との差が開いてしまい、結局それに追いつかずにレース終了したってのがあったが、なるほど、どんな展開だったが想像がつく。


追いついてからは落ち着いて進む。上りはペースがそんなに上がらず。そりゃきついけど、周りがぺースアップすればいつでも対応できたし、同じ位置で上っている人は私よりきつそう。
余裕あるから仕掛けるではなく、決定的な動きは見逃さぬようにして、この感じで周回を重ねれば後半の勝負で一気に人数を絞ることはできるな。


上りのペースアップでは、アタックの瞬間に反応してつくではなく、脚を使わぬようにして自分のペースで頂上迄に追いつく。
3周目に入るところで小さな先頭グループができて先行していた。傍から見たら決まってしまうか?というけっこう危ない動きだったらしいが、走っている時は古賀志でまだ追いつく範囲だろう、と思っていた。実際かなりギリギリだったけど、頂上で追いついて事なきを得る。
勝負をかける脚は残しながら走れていたけど、3周走っても予想外に人数が減らない。まぁ人数が減るのはここからだ、と言い聞かせ焦らない。
つもりだったが、、、3周目の後半にフランス人がアタック。輪島のBR-1で勝った選手だ。完全にお見合いで集団は止まってしまったのですぐに45秒くらいの差がつく。このコースを残り45kmくらい単独で行かれるとは思わなかったが、あまりにも集団が止まっていて、上りでちょっとペースアップしても誰一人ついてこないので、続いて私も飛び出す。
うまい具合に強い2-3人が追いついてきて追走集団ができて前に追いつけば、、、という意図だったが、後続を見ると集団がまとまって追ってきているので、2kmほどで潔く諦めて、鶴CCの坂の前で吸収される。ここは早く諦めて上りで遅れないように一呼吸置かねばならぬので、無駄なかっこ悪い動きをしてしまった割には最善の判断ができたと思う。
後で聞いた話、解説のイマナカ氏も私の飛び出しを冷静に『まだ行くのは早いですねぇ』と分析していたらしい。仰る通り。
集団に吸収された直後の鶴CCは無事クリアして4周目。


30秒ほど前にフランス人一人先行。それを追ってペースが上がる。MTBチャンピオンのコウヘイ君とか鹿屋の学生とかがぺースアップ。
コウヘイ君はデカイ身体でパワフルに軽いギアをかなりのケイデンスで回して上る。今回の優勝候補はコウヘイで決まりでしょ、っていう人もいるほど強いらしい。
あとは本職選手もかなり出ているが、学生も同等以上の走りでレースをリードしている感じ。
5名くらいがちょっとだけ抜け出す形。けっこうきつい場面なので、ここで勝負をかければ確実に人数は絞られたが、まだすぐ後ろに一列で集団はいるので、もう少し我慢。
4周目でこの状況なら、5周目はもっと人数減るしもっときつくなる。6周目まで我慢すれば一つの上りだけで集団が崩壊して数人の勝負になるだろうから、そこまで脚は取っておこう。脚は使いたくないけど、ここでペースが上げて後続が脚を使えば5・6周目の勝負がより確実なものになる。
頂上でフランス人との差は15秒。ひとつの上りでこの差になったので、もう逃げを気にすることはない。



頂上を先頭でクリアして下りへ。
その前の周まで下りでじわじわと離れていく選手を見ていて遅いなぁと感じていたので、自分のペースで下って後続が追走で脚を使えばいいやと思い古賀志を下る。


前半に連続するきついS字の3つ目だったか。左コーナーで後輪が滑る。
なんとか立て直すも直後の右コーナーへの進入態勢が全く整っていない。
かなりの勾配がありスピードが出ているのでブレーキも間に合わない。ギリギリで回り切ろうと思ったが、、、


壁に激突。


先頭で。。


集団でハイスピードコーナー走っていて、前の選手がライン間違えて突っ込んでいったら、危ないヤツだと感じて車間開けていない限り、通常後ろの選手も突っ込む。
それで私の後ろで転んだ方2名(少なくともレースに復帰できない状況の選手は)。
本当に申し訳ない。
それ以外言葉が見つからない。



私が書けるレース記はここまで。


レースは意外や20名強での集団スプリントで、大塚選手が優勝。
ドーピングチェックの為身柄拘束されながら、それをテレビ画面で見ていた。
悔しい。
またここで勝負するまで1年か。

 アートスポーツ杯 写真とリザルト

091019_アート杯
撮影:仲沢さん
いつも素晴らしい写真をありがとうございます。


以前のレース記事でリザルトのリンクを貼っていたら、後でリンク先がなくなっている事があったので、記録として残るようにJCRCホームページよりコピペ。

着順 氏名 所属クラブ名 年齢 周回 タイム トップ差 km/h
1 高岡 亮寛 イナーメ・アイランド信濃山形 31 17 02:36:41.7 00:00.0 39.06
2 土井 雪広 スキル・シマノ 26 17 02:36:41.8 00:00.1 39.06
3 松尾 修作 チームマリアローザ 20 17 02:37:12.6 00:30.9 38.93
4 若松 達人 たかだフレンド 24 17 02:37:33.5 00:51.8 38.84
5 高橋 義博 チームCB 33 17 02:39:41.5 02:59.7 38.32
6 佐藤 成彦 SPACE 39 17 02:39:43.3 03:01.5 38.32
7 成毛 千尋 中央大学トライアスロン 21 17 02:39:43.7 03:01.9 38.32
8 野崎 鉄雄 パインヒルズ90 49 17 02:39:43.7 03:02.0 38.31
9 渡辺 将大 TAKIZAWA 24 17 02:39:43.8 03:02.0 38.31
10 山本 健一 なるしまフレンド 33 17 02:39:43.8 03:02.1 38.31
11 清水 政人 TEAM MILANO 41 17 02:39:43.9 03:02.2 38.31
12 金城 栄一 ファンライド 42 17 02:39:43.9 03:02.2 38.31
13 山口 泰弘 安藤整形外科レーシングチーム 27 17 02:39:44.0 03:02.2 38.31
14 齋藤 憲幸 竹芝サイクルレーシング 33 17 02:39:44.1 03:02.4 38.31
15 小竹 俊輔 東京電機大学自転車部 20 17 02:39:44.1 03:02.4 38.31
16 沢本 啓太 synerzy 39 17 02:39:44.1 03:02.4 38.31
17 小田 裕貴 なるしまフレンド 28 17 02:39:44.2 03:02.4 38.31
18 長峯 雄一 なるしまフレンド 42 17 02:39:44.2 03:02.5 38.31
19 加地 邦彦 なるしまフレンド 33 17 02:39:44.4 03:02.6 38.31
20 武道 誠芳 Zeus 49 17 02:39:44.6 03:02.8 38.31
21 山口 大輔 Gruppo Acqua Tama 31 17 02:39:44.6 03:02.9 38.31
22 増田 謙一 チーム オーベスト 48 17 02:39:44.7 03:02.9 38.31
23 矢野 宣和 宇都宮大学自転車愛好会 25 17 02:39:45.1 03:03.3 38.31
24 山本 慈朗 チバポンズ 44 17 02:39:45.4 03:03.7 38.31
25 後藤 晃治 たかだフレンド 31 17 02:39:45.6 03:03.9 38.31
26 竹谷 賢二 チーム スペシャライズド 39 17 02:39:46.4 03:04.7 38.3
27 渡邉 哲 カネコイングス 44 17 02:39:46.5 03:04.8 38.3
28 加瀬 信男 なるしまフレンド 42 17 02:39:46.6 03:04.9 38.3
29 太田 邦宏 OVER HEAT 36 17 02:39:46.8 03:05.1 38.3
30 小山 崇了 サイクルクラブ3UP 37 17 02:39:46.9 03:05.1 38.3
31 岩橋 賦 まだちょっとふっくらしています 34 17 02:39:47.0 03:05.3 38.3
32 中尾 峻 チーム オーベスト 24 17 02:39:47.2 03:05.5 38.3
33 須佐 浩二 TEAM MILANO 38 17 02:39:47.4 03:05.7 38.3
34 木原 直幹 NEXTGROOVE CYCLING TEAM 29 17 02:39:47.6 03:05.9 38.3
35 菅野 正明 CLUB TA-BO 21 17 02:40:56.7 04:15.0 38.03
36 橋本 健 チームマリアローザ 30 17 02:40:56.7 04:15.0 38.03
37 高木 紀和 東京大学自転車部競技班 23 17 02:41:08.2 04:26.4 37.98
38 飛田 俊彦 shangri-la 29 17 02:42:19.3 05:37.5 37.7
39 藤田 勉 GW TNF+ららぽーと新三郷 34 17 02:44:23.7 07:42.0 37.23
40 奈良 浩 - 44 16 - - -
41 青木 峻二 - 25 16 - - -
42 武藤 正芳 ミノムシ市川 36 16 - - -
43 波田 正之 ルマーケ・エスプレッソ 40 16 - - -
44 古江 和宏 Bicycle Salon 36 16 - - -
45 増田 輝之 SPACE 39 16 - - -
46 上村 立一 チーム物見山 44 16 - - -
47 服部 収 かねこれーしんぐ 37 16 - - -
48 代田 和明 VOLCAオードビーBOMA・UVEX 37 16 - - -
49 小林 将幸 HEART R.C. 42 16 - - -
50 安堵 勝 - 45 16 - - -
51 三谷 明範 東京大学自転車部競技班 22 16 - - -
52 David Johnson チーム スペシャライズド 29 16 - - -
53 吉岡 由行 MAX SPEED97 37 16 - - -
54 Filip Kuijken パールイズミ・スミタ・ラバネロ 40 16 - - -
55 須藤 大輔 VOLCAオードビーBOMA・UVEX 39 16 - - -
56 村田 俊樹 明星大学体育会自転車競技 20 16 - - -
57 土子 誠二 たかだフレンド 41 16 - - -
58 竹内 正宏 川崎消防イ・ポンピエーリ 51 16 - - -
59 北島 政邦 サイクルクラブ3UP 41 16 - - -
- 阿部 耕一 TEAMスタープレックスサイクル 39 15 DNF - -
- 阿部 直英 チームガッタ 31 15 DNF - -
- 梅野 秀哉 SQUADRA CORSA cicli HIDE 40 15 DNF - -
- 森谷 俊大 - 22 15 DNF - -
- 小田 裕司 関東第一 小田班 17 14 DNF - -
- 高橋 利昌 つねさぶろうRC 47 13 DNF - -
- 関川 恒平 セマス新松戸 18 13 DNF - -
- 梅野 優哉 SQUADRA CORSA cicli HIDE 37 12 DNF - -
- 原田 圭将 Team ARI 30 11 DNF - -
- 藤田 信一 SPACE 44 11 DNF - -
- 二村 健介 Team Splash 35 10 DNF - -
- 志村 大樹 チーム物見山 37 10 DNF - -
- 里 誠 Team Lonely Wolf 37 8 DNF - -
- 倉林 貴彦 - 31 8 DNF - -
- 笠原 敏男 - 30 7 DNF - -
- 西村 剛 パインヒルズ90 45 7 DNF - -
- 片山 右京 Team UKYO 46 6 DNF - -
- 笠松 健二 - 25 6 DNF - -
- 増田 徹 RC ホボ 38 5 DNF - -
- 武井 亨介 FORZA・フォルツァ! 30 1 DNF - -
- 安藤 光平 TeamFITTE 24 0 DNS - -
- 藤原 秀徳 Team Splash 31 0 DNS - -

 アートスポーツ杯ロードレース@群馬CSC

前日は0時前就寝。
久しぶりのロードレースに緊張しているのか?途中何度か目が覚める。
起床時の体重は60.3kg。重さだけ見たらいい感じ。中身はどうだか?
予定通り6時過ぎに出発。

関越は車が多い。が8時過ぎ到着。
12:30スタートのレースには早すぎるが、どんどん車が増えて渋滞や事故に遭うリスクを考えると早いに越したことはナシ。
今日が100kmのレースなので、前日の土曜日はあまり練習しないし、来週も土曜レースで日曜はジャパンカップ観戦なので練習量的には落ちる。
なのでちょっと距離乗っておくか、と思いウォーミングアップへ。



下ってR17を三国峠方面へ延々と上っていき、三国トンネルで引き返す。すごくゆっくりじっくりシッティングで上った。
帰りのR17からCSCまでの上りはダンシング。ギアは変えずに後半は回転を上げていくが、それでも心拍160くらいまでしか上がらず。


戻ってもまだレースまで1.5時間以上ある。


レース40分前から15分前までコース試走。久しぶりのコースを2周。
これでトータル50kmくらい走った。
こんなに走った理由はちょっと最近食べ過ぎている感があったから。これを機に食事も見直して3週間でできるだけ身体の状態をベストに持っていこう。


そんなわけで充分すぎるアップをして、エネルギー切れに気をつけて少しずつたくさん食べながらレースへ。


レース:6kmx17周 優勝 2時間36分台、255.9W、156.0拍、78.6回転


スタート前、変なストレッチ。

昨日マッサージやってもらったら、今回はなぜか肩がとっても凝っていた。今日も肩にしこりがある。


レースは序盤落車に気をつけて前方をキープ。
いつもどおりだが、序盤は基本的にあまり動かない。
2周目くらいでスペシャのタケヤさんと朝練仲間のマツオとスペースのサトウ店長さんとN崎さん、カジさんの5人逃げが決まる。
後ろは普通に走っていたらあっという間に1分。
N崎さん、カジさんが落ちてきて前は3人?
そんなに集団も止まっていたわけではないので、逃げはけっこういいペースで走っていたのだろう。
なんとなく追走のきっかけも作りにくい雰囲気であっという間に2分弱の差に。
私の読みでは最後まではいかない、と思うが次の動きには絶対に乗り遅れまいと気をつける。
途中スキルシマノの土井選手が追走グループを作った時はマジ踏みで乗った。
まぁさすがにプロなのでアタックしたというかは、上りをいいペースで上っていたら集団がお見合いしていたので間があいてそのままいったという感じ。
私が追いついたところで後ろからもパラパラと追いついてきて、やがて集団と合体で事なきを得る。


先頭4人はそのうちタケヤさんとマツオの2名に。それでもペースを保っている。
後ろは何度かのペースアップで途中1分くらいまで詰まるも他クラスのゴールがあるから、とかでまた開いたり。
けど前が2名になって1分差くらいでまだ8周くらいあったら大丈夫だと少し安心。


10周を終えて残り7周となりちょっとペースが上がる。土井選手が少し上げ気味。
11か12周目の上りでオーベストの若手二人が前に出る。彼ら脚はあるので私も頂上前で追いつく。
ガツンとアタックしたのではなくペースアップで追いついて、後ろと少しだけ離れていたのでここが勝負とそのまま踏む。
3人で先頭交代して完全に逃げの体制でゴールラインを通過。
って言っても後ろはすぐそこで、ゴールライン後の上りではもうほとんど合体。
O-vestの若手はこりゃ捕まった、と思ったっぽい。
けどなぜか、ここら辺は考えた結果というか身体が自然と動くものだが、ここは勝負をかけるべきと思い私はそのままペースを落とさず。
3人で下りも先頭交代して逃げる。すぐ後ろに集団がいるのでヘアピン後には捕まる。
けど後ろもこういう追撃では皆けっこう脚にきているはず。
その後リフトの上りでよっしーとたかだフレンドのワカマツさんがペースアップ。逃げが捕まった瞬間の定石通りのカウンターアタック
意外だったのはそれに応じる選手が他にいない事(1名いたか)。これは皆もけっこうきついに違いない。
一旦少し下るところで脚を休めた後、心臓破りの上りで一気に前の3人に追いつく。
ここで踏めるか踏めないかが勝負の分かれ目。土井選手もやはりその上りの後で合体して5人。


ここで 前2名 ‐20秒弱‐ よっしー/ワカマツ/土井/もう一名/私 − 集団 という構図。


集団はそこから一気にペースダウンしたっぽく、すぐに後ろを気にしないでいい状態に。
前もほどなく吸収。
タケヤさんはその後ついてこれず、先頭は追走の4名+序盤から逃げ続けていたマツオの5人に。


よっしーが上り口でのチェーン落ちで脱落した模様。4人の勝負に。
ちなみに電動デュラはめったにチェーン落ちしません。


ワカマツさんのスプリント力は分からない。マツオはさすがに序盤から逃げていて2名になってからも長かったので、もう脚は残っていないだろう。土井選手は勝負に絡んでこないだろうし。
とは言え最後のゴールスプリントになったら若いマツオは怖いのでどこかで千切る作戦。
残り2周くらいか?の心臓破りでペースアップ。ここは例え抜け出してもその後1周以上後ろ3人に対して単独で逃げるのはしんどいので、じわーっと上げて一人ずつ切っていく。そしたら意外にもワカマツ選手が脱落。
マツオも少し離れたのでバックストレートから逃げに入る。土井選手は除いて1対1なら勝てるだろう。
と思ったら土井選手は序盤から逃げている若者(面識があるようなので後輩?)の健闘を買って、先導してあげている。
これでラスト1のホームストレートでまた3人に。
下りでマツオがアタック!強い。というかさすが欧州武者修行しているだけある。相手がきついところで仕掛けるという事をよくわかっている。
ヘアピン後の上りでも再びアタック。けど私の方が少し脚は残っているので追いついて対処。
リフトの上りで今度は私がアタック。ここで決めなくてはいけない。
が、すごい粘りでマツオもついてくる。体力もさることながら、最後まであきらめない根性が立派だった。
振り切れないので少しだけ緩める。さすがにマツオも限界なので、そこで少し落とす。と、そこで下りに入る前にもう一踏みして突き放した。
ようやくマツオが力尽きる。
あとはゴールまでペースを落とさずに行くだけ。
勝負あり、と判断して土井選手がマツオを切って追いついてくる。
千切るでもないけどペース落とさず、という感じで最後の心臓破りを土井選手が速いペースで上るが、それに無事ついていくことができて、無事二人でゴール。
さすがにプロは私に一着を譲ってくれた。


集団を大きく離して両手も放してゴール。後に警告。


チームUKYOさん、今回大変お世話になりました。どうもありがとうございます。

            1. +


091018_METEOR Speed レース仕様


ホイール: Fulcrum Racing Speed XLR
タイヤ: ビットリア・コルサCX EVO2
7.5気圧で路面ドライの本日グリップに問題なし。



表彰式。
今回のbefore/after レース着は2XU カジュアルウェア
通勤とか、本気じゃないけど自転車乗るって場面でかなり重宝しそう。