RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

 東京都チーム・タイムトライアル・ロードレース

結果は、一応イナーメ・アイランド信濃山形チームで優勝です。
参加チームは3チーム。。


私は低体温で身体が機能しなくなり5kmx8周のラストラップの残り2〜3km?で千切れて、そのままゴールまで流そうとしたら、寒さで全身の震えが止まらず自転車に乗っている事も出来ずコース脇に倒れこみ、冬山の遭難者の如く競技役員の方々に身体をさすっていただき、収容車でゴール地点へ。よってDNF。。。


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きちんと3人横並びでゴール。
手前からタケダさん、まこっち、はしもと君。



【詳細】
天気予報が悪かった為か、遅い出発にもかかわらず高速道はすいていて、予定より早く10:30前に到着。
駐車場でチームメートと合流して12時過ぎよりウォーミングアップ。
雨が降ってきたので重いローラーを屋根があるところまで運んでアップ。


アップの時点であまり好調ではなかった。30分ちょっとの間でメディオレベルを2本。2本目の最後でようやく170に到達。


雨が本格的になる中、13:30にスタート。
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向かって左からハラダ・タケダ・まこっち・タカオカ・ハシモト。
気合い十分。長袖のワンピの下はノースリーブと冬用長袖アンダーの重ね着。


スタート。ダハラさんちょっと遅れ気味。
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1周目。(約)5kmを6分45秒。
091205_ハシモト・高岡


イナーメトレイン。
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ノーマルバイクにエアロバーつけた1・3番目とTTバイクの2番目でバイクによるフォームの差がはっきり出ている。
それにしても、一応エアロバーつけたタケダさん、常にブラケットポジション。。


2周目。たまには先頭で。ラップタイムはだいたい6分50秒。
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ほとんど6分50秒ペースでラップを刻む。走っている感じとしては、スピードのノリはイマイチ。先頭交代はやや長め。
短いローテーションを予定していたが、思ったよりもコーナーが多いのと何よりも雨の為非常に走りづらく2列でのローテーションはほとんどできなかった。
ハシモト君が強く、ロードと全く変わらぬポジションで正確に腰から下だけが動く感じで力強く引く。今回の機関車役。来年はイナーメチームでぼちぼちレースに出る。楽しみだ。
タケダさんもそんなに長く引かないが速い。
私はあまり余裕がなかったせいかタケダさんが先頭に出た時に前との間があいてしまうのが一度や二度ではなかった。
ハラダさんは最近のコンディションからするとちょっと厳しい事が予想されたが、うまくチームのペースに合わせてがんばっている。
まこっちはコーナーワークがうまい。


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ハシモト君余裕そう。最後尾ダハラさんはきつそう。3番手タケダさんは下ハン。。


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初めての割にはまぁまぁまとまって走れたと思う。けど次はちゃんと練習して、(機材も揃えて)是非またどっかの大会でやりたい。


と、周回を重ねて後半。
雨はどんどん強くなり、ウェアが完全に濡れてからは風があたると(っていうかそれなりの速度で走っているので常にあたっているが)どんどん身体が冷えてくる。6周目あたりでかなり変調を感じた。
たまに身体がフラフラする。雨でサングラスが濡れて前ま見えない以上に視界が非常に狭くなっている。
電動シフターすら寒さでうまく操作できない。
アームレストに肘を乗せても腕全体が震えてハンドルがフラフラする。
これが個人TTだったら間違いなく失速して100%まで追い込めることはなかった。
ただチームTTで5人で好タイムを目指して走っているので、言いだしっぺの私が途中でやめるわけにはいかない。
あと10km弱の辛抱と思いなんとかローテを回す。この頃にはもう前に出ても速度はまったく上げられないし、時間もかなり短くなっていた。
心拍は序盤170くらいだったのが154くらいまで落ちてきていた。


ラストラップ(8周目)になんとか5人で突入。
3人がゴールすればいいわけなので、ここからは限界まで上げて耐えられない人は全力でペースを作ってから切れても良い。
けど私にはもう上げる体力がない事を伝える。
伝えたつもりだかちゃんと言葉になっていたか自信ない。もう言葉を発するのもできないくらい限界。
ついにローテを一回飛ばす。これはもうゴールまでもたない。
ラストラップも半分を過ぎたあたりで全開でもがき倒して千切れようと思った。しかしもう前に出る事が精いっぱいの状態。
『切れる』と最後の力を振り絞って仲間に伝えておしまい。
前を見るとダハラさんがほぼ同時に切れている。なんと後輪パンクによる脱落。


その後3人で無事ゴールしてくれた写真は上に載せたとおり。


私は残り2kmくらいを流してすぐに車に戻り身体をふき着替えたい、、、と思っていたところ全身の震えが止まらなくなる。
限界で走行していた時はなんとか身体が熱を発していたが、運動強度が下がった瞬間に身体は冷える一方で低体温になっていった。
あー、とかうー、とか唸りながらもなんとかゴールを目指すも下り坂で風が身体にあたった時にもはやどうする事もできず、自転車から降りて競技役員に支えられながら倒れこむ。
役員の方が必死で身体をさすってくれながら車を待つ間、どれくらいだっただろうか。
永遠に感じた。


暖房の効いた車中で身体を拭いてもらい、OBや大会役員の方々が持ってきてくれたホットドリンクを飲んでようやく『あー、死なないですむな』と感じた。


コース脇に倒れてから動けるようになるまでご尽力いただいた関係者の方々、どうもありがとうございました。


チームTTは楽しい。またヤルゾ。

(写真提供:みずちゃ)