RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

 第1回 5時間耐久 東京車連エンデューロ@修善寺日本CSC

優勝しました。


賞金10万円ゲットです!
090620_東京都5時間エンデューロ賞金

どうもありがとうございました。


昼スタートの好運


今回のスタートは12時。朝7時前にマスケンさんに迎えに来てもらう。
6:30前に起きるんだが、久しぶりの二日酔い。
水・木は徹底的に余計な物を摂取しないようにしてなんとか体重は金曜朝で60.4kgだったけど、昨夜の暴飲暴食により起床時体重は62.2kg。
まぁスタートまで時間あるし、レース時間も5時間と長いからあまり気にしない。


車中ではレースに備えてパンを食べる。コンビニでウコンの力を買って飲み、後部座席で寝る。
二日酔いには睡眠が一番。10時に会場に到着する頃にはなんとかレース走れる程度には回復していた。


余裕を持ってチェーンの掃除とかブレーキシューの交換とかして、スタート10分前には二度目のトイレでの軽量化も済み、なんとか辻褄があったかな。
前夜にたくさん飲んでいたので、今回のレースが昼スタートで本当に助かった。これが8時スタートとかだったら完全にアウト。


レース


12時スタート。1周目は半分以上ローリングなので、タイムは10分30秒くらい。
その後も終始10分弱で進む。5時間このコースを周り続けるので、皆無理をしない。練習レースって色合いがものすごく強い。
ほとんど9分後半で周るので、計算しやすい。300分だから30周でおしまいだな、と思いカウントダウンしながら走る。


そうは言ってもほどなく先頭は3名になる。ソロの武井さん、私、2名チームのフジ・パレンティーニ。フジはきっちり2周交代を繰り返す。二人ともペースをある程度保ってソロの私たちに休ませないで消耗させる作戦。
私もその作戦受けて立ち、上りのペースはフジチームにお任せすることが多い。
ただしフジチームの一名、かなり下りが遅い。遅いだけならいいんだが…


ちょうど2.5時間・15周くらい経過した時だったと思う、下りでフジチームが先頭で時計回りの秀峰亭過ぎの左コーナーで落車。
コーナーリング中にいきなり派手にこける。
まず自転車を起こしてフルブレーキするが、なんせ目の前に自転車と人間が転がりながらアウト側に流れている。そこそこの速度は出ているので止まらないし、避けられない。
やむなく後輪ロックで滑らせてなんとか乗り上げるのだけ回避して、その先にある植木に突っ込む。
かなり真正面から突っ込んだが、ちょうど草木がクッションになってくれたので前輪も無事で身体も茂みに突っ込んだだけで済んだ。
今思っても人と自転車を回避できたのは奇跡的だったと思う。
植木に突っ込んだ際に左もも付け根をハンドルかステムにぶつけたらしく、そこの痛みがあるが、10万円がかかったレースの先頭を走っていたので、すぐに走りだす。
よりイン側にいて落車を免れた武井選手は私がレース復帰しているのを知り待っていてくれる。
これで先頭二人のレースになった。


武井さんは06年おきなわ市民200で優勝、07年同2位。私は07年優勝、08年2位。


難しい事考えてもしょうがないので、淡々と走る。5時間と長いので、自然と後半になれば差が出てくるだろう。


私はソロで参加だが、補給のサポーターがいないので、武井さんの奥さんからボトルをいただく。快く引き受けてくれたライバルに感謝。


ところでのちにピットエリアで補給の際に停止しなかったという事でペナルティを食らう。
サポーターがいるにしても受け取る時は静止しないといけないというルールだそうな。
なるほど、そうするとソロ参加でサポーターいなくてもあらかじめ自分が用意したモノを止まって取れば不利にはならないということか。
気の利いたルールだと思った。


二人での周回は、無理をせず失速もせずという自然なペースで淡々と走る。
どうも私の方が上るリズムが良いかなと感じた。そのうち残り10周(100分)くらいで『ちょっとキツイです』と言われる。
そこから独りになってもそれはそれできついし、もともとずっと続けろと言われたらなんとかできるレベルで走っていたので、上りは私が引き続け、下りでは前に出てもらうというのを繰り返す。
補給時のペナルティを通告され、22周終了時に武井さんが20秒ストップ、次の周に私が10秒ストップ。
これはお互いに流しながら待って、また二人で周回を重ねる。残り74分くらいなので、あと7周。


ゴールが近付く中で諭吉先生が頭を巡りながら駆け引きしながら走るのは精神的にシンドイと思い、25周目2号橋過ぎたところでアタック。
一気に離れてれれば良かったが、武井さんも食らいついてくる。
こっちも4時間以上走った脚なので(+もともとの脚質もそうだが)キレはない。しかし追い付いてカウンターアタックの応酬とかは絶対に避けたいので、食らいつく武井さんを振り切るべく全力で上げ続ける。
そうしたら2号橋からの上りの頂上では引き離すことに成功。けどまだすぐ見える所にいる。
更にホームストレートの上りでも緩めずに踏んばる。
大変な消耗戦なので、一度ある程度の差をつけたらそこから更に追い上げられる事はないだろうと思い相手の戦意を喪失させるまで頑張る。26周終了時で40秒以上は差がついたと思う。
私が失速しなければその差を埋めるほどのスパートはまず不可能だろうと一安心しながらも力を抜かずにゴールまで走る。
4時間54分で30周を終了。5時間を超えた分は周回にカウントされないため、これで優勝が確定。

  • 5kmx30周、4時間54分00秒、平均心拍158、ケイデンス80、獲得標高3931m


レース後、ほんと疲れ果てた、というの唯一の完走。
招待選手の列車やチーム参加でペース作る人たちがいない中、CSC5kmコースを5時間平均30km/hで走ったのはいい練習にはなった。
さすがにここまで上るとペダリングに対する不安感などは幾分なくなった。
後半アタックした後に両ふくらはぎを攣ったが、それもごまかしながらしのいだ後は、また一定で攣る前と同じペースで走れた。なぜか後半にシッティングで上れた。


胃腸が疲れた。レース前にカーボローディング、レース中の補給で走っている最中から消化能力の限界を感じていたので、一日中苦しかった。
補給食は背中に入れたうちの1/3くらいしか食べれなかった。


帰りの車中も疲れで睡眠。21時帰宅。


090620_東京都5時間エンデューロ_RXR

本日の自転車。7.0〜7.1kgくらいなはず。
クラッシュにも関わらずホイールが無事で何より。
このホイールはどんなコースでも対応できるバランスがいい。
ちなみに今日のレースで感じたが、この自転車の下りは目茶苦茶速い。Fフォークとヘッド周りの安定感からか?