RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

 全日本選手権ロードレース コース試走

今年初めて開催される大分県のコースで、非常にキツいと噂なので試走してコースを頭に入れてイメージトレーニング出来るようにする目的で。
あと、親父がちょうど大分県に住んでいる為に子供を連れて行けば喜ぶだろうし、家族的にも一番手のかかる次男を連れていけば多少は負担減るだろうし。


6時前には次男を起こして車に詰め込み出発。
8時羽田発の大分行きへ。


8:35には到着して、9時には空港を親父の車で出発。


朝食は羽田で買ったおにぎりを食べる。
最近おにぎりが好きで、羽田空港内の作り立てを売っているおにぎり屋さんがお気に入り。


現地に到着して自転車出して、12時より試走開始。


コース試走:4時間48分、126km、3558KJ、↗3942m


なんと言っていいか、、
キツいキツいコース。


【スタート5kmくらいまで】


上り返しが3回。後半になるとここでも遅れる選手が出てくるだろう。
下り得意ならば追いつけるけど、そうでなかったら厳しいな。
下りは常にワインディングの連続。
かなりスピード出るので、落車とかあったら大変だ。
4.7kmくらいの左コーナーが何度走っても難しかった。
その後5kmくらいで十字路に出て右折。
ここもかなり勾配ある右コーナーの先に十字路なので、注意しないといけない。


【細い新しい舗装の下り】


5kmくらいから細くて暗いワインディングに入る。
ここは車すれ違うのがやっとくらいの細さで常に日陰で路面濡れたら乾きづらい。
そして濡れた路面は超スリッピー。
路肩の白線なんてまっすぐ走っていても滑った。
きついコーナーが連続して、かつガードレールがなくって崖になっているコーナーもあり、雨が降ったら地獄道
ドライならそれはそれでスピード出るのでテクニック差がもろに出る。
ブレーキシュー/ホイール/タイヤの相性を把握して限界速度・グリップ・減速を把握していないと、ついていけないか転ぶだろう。


【一旦広い道路に出てボトムまで】


一度広い道路に出たら一安心。
けどその先のRの大きな左コーナーは、レースだったら70km/h近い速度で曲がるんだろうな。
ちゃんとしたタイヤに適正空気圧じゃないと、そんな速度で曲がれないな。
その後は速度出るけどコーナーはキツくなく奇麗に流れるはず。
最後上り返し前が一番速度でて75km/hくらいは出るはずだけど、その一番速度出る下りの後に逆バンクの三叉路右に曲がって上りに入るというなんとも難しいレイアウト。


【上り5kmほど】


そこからは一回の短い下り以外はゴールまで約5km、上りっ放し。
勾配変化は小さくあるけど、道幅が常に広くって直線的で、非常に楽しくない、ただただ拷問的な上り。
勾配はほぼ6~10%かな。
ほんと我慢比べでしかない、精神力を試されるレースになりそうだ。

            1. +


1周目37分15秒。
様子見で走る。尋常じゃないコースだ。午前に雨が降っていたので下りはウェットで慎重に走った。


2周目34分14秒。
さすがにもう少し速く走ってみる。路面が徐々に乾いて来たので、コースを頭に入れつつ、下りを出来るだけスムーズに走れるように。
このペースで最後まで落とさないように走ろう。


3周目34分15秒。
2周目と同様。下りのコーナーが頭に入ってきて、少しずつスムーズに走れるようになる。
上りは頑張らずにただただ上るだけ。


4周目33分11秒。
たぶん、晴れてきて急速に路面がドライになったのでその分で確実にタイムアップした。
上りは自然にギリギリ続けられるペースで。
95%ダンシング。


5周目33分08秒。
引き続き同様に。。ひたすら飽きもせずレースを妄想しながら走り続ける。
あと2周と考えると終わりが見えてきただけに少しだけ元気が出る。
ただ一方確実に積み重なる身体への負担の方が上回り、キツくなっていく。


6周目32分59秒。
そうは言ってもここまできたらペース落としたくない一心で、がんばってしまう。
スムーズに走る事で下り&平地で少しずつタイム短縮して、上りで決してペース落とさないように淡々と上る。


7周目31分54秒。
最後と思ってさすがに少し頑張る。
けど疲れて落ちてくる分を必死で持ちこたえるくらいの感じでタイムが本当に良くなるかは分からないというほどキツかった。
一人で走っていて、上りなんてたんたんと20分ほど続けられるペースで走っているだけなのに、攣りそうになってるし。
このコースはゆっくり楽にこなす事なんて不可能。


4時間走ってAve26km台でもこれ以上独りで速く走るのはムリってほど限界まできた。
これよりもっと速いペースで+5周か、、、
体力の限界が試されるレースだな。
展開とかチームメートとか作戦とかなくって、ただただ生命力の限界まで力を振り絞って自転車こぐのみ。
なんかトライアスロン的なレースになりそうだ。



そんなこんなで4時間ほど走ってから長湯温泉の宿へ自走で帰る。
この帰り道のまた長かった事。
30分くらい国道を走ってようやく信号があった。
おまけに自販機すらない。


カメラロール-1881
この自販機に辿り着いた時はほんとホッとした。


なんとか予定通り17時に長湯温泉到着。


直前に適当に予約して取った宿だったので、微妙だったけど、食事はそこまでひどくはなかったので親父とビール3杯。
温泉入って22時には寝たかな。



今日の装備はLightweight Standard C(クリンチャー)で走ってみた。
レースに近い感覚で走りたかったけど、遠征に来てパンクで練習を無駄にしたくはなかったのでクリンチャー。


前回群馬でLightweight純正のスイスストップ製ブレーキシューのフィーリングが大変よくなかったので、今日は同じくSwissStop製のMavic エグザリット用のブレーキシューを試してみる。
まぁつまり、練習用からブレーキシューを変えなかっただけという話ですが。
こちらの方が相性がずっと良く、制動力・コントロール製共に抜群だった。
ブレーキとホイール(リム)の相性は難しいな。


タイヤはいつものContinental ATTACK & FORCE。
これは使い慣れているので安心感あるしグリップ力も高い。


レース本番は、ドライだったら軽量レース用ホイール&チューブラータイヤ、雨だったらR-SYS SLRかな。
高速巡航区間がないのでR-SYSが意外と良いかも。