RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

 富士ヒルクライム

3:45起床。
いつもとは違うアラームの音に前後不覚になるほどよく眠れていたようだ。


【 朝のエサ 】


ホテルから借りたボールとスプーンで家から持参したいつものエサを朝食として食べる。あくまでもいつものペース。

今日のベースは牛乳ではなくコンビニで売っていたタピオカココナッツミルク+フルーツジュース。
そこにミューズリー・コーンフレーク、はては子供のくまのプーさんシリアルまで混ぜたものをたくさん。
マルトデキストリンもふりかける。
あとはドライフルーツもたくさん。レース前なので消化を考えてナッツ類は入れず。


【 ウォーミングアップ 】


食事後5時に下山用荷物を預けてウォーミングアップ開始。
予定としては、一度10分メディオで上げて、その後回復させてから2-3分ダンシングで上げられるところまで上げる。
ローラーも持ってきたけど、天候が良いのでアップは実走のみにした。


新スタート地点から一度料金所手前まで流して上る。
下ってからメディオ開始。
1分経たずの信号でひっかかったので、信号後から再計測。

  • メディオ:8分、322.4W、165.8拍、84.8回転

シッティングで80後半の回転数で320Wくらいを維持できていたので、普段の練習から比較すると好調そう。脚に疲労を感じる事もない。
途中大型バスのすれ違いで2度ペースダウンするものの、最後に少し上げて350W〜まで持って行けたので、調子はいいはず。イケルはず。
もう一回下ってから、こんどはギアをかけてダンシングで上る。
これは自然に上げていき上げられるところまで上げる。
300W越えてからのデータを見ると、

  • ソリア:2分25秒、391.8W、165.2拍、71.9回転

これでアップは終了。
アップ不足の心配も、疲労が抜けていないという事もない。


一旦宿に帰りスタートオイルを脚に塗って、レース用のワンピに着替えて出陣。


【 レース 】

  • アスリートクラス28km:4位、1時間12分00秒くらい、300.9W、170.2拍、77.0回転


200名弱のスタートだが30番手くらいからスタート。
ここはインナーで足りるかな、アウターで行ったらどの場所でインナーに落とすんだろうな、なんて考えていた序盤の約4kmは結局アウターで行ってしまった。
スタート後はけっこう速かったと思う。そこそこ余裕はあったけど。


旧スタート(計測開始)地点過ぎあたりで、モリモトさん一押しの森選手が一人でアタック。
勾配緩やかだし先は長いから黙認。
っていうか、反応しても最後までついていく自信がない。
『泳がしておこうぜ』っていうF田さんの提案どおり先行+一定ペースの集団、という構図。
すぐに森先週に一名ヤベ選手だけ反応して二人逃げはいいペースですぐに見えなくなる。


後ろの集団は、知った顔では村山さん、藤田さん、よっしー、武井さん、牛丸さん、ザックさん、イナーメ・宮崎、招待選手の竹谷さん、などなどなど。まだまだ沢山いる。


竹谷さんは比較的長く曳いてペースが落ちないようにレースを作ってくれている。
先行二人が見えなくなってしまったので、藤田さん、武井さんはあわよくば抜け出して追走グループを作ろうと仕掛けるがなかなかうまくいかない。やはり先行者を見逃した者たちの集団は弱い。
宮崎も今年は着々と前進しているようで、独特のリズムで何度か集団を抜け出してペースアップをする。
村山さんと共通するけど、ヒルクライマーが抜け出すのはアタックではなく、集団の速度が遅い時にあくまでも自分の維持できるペースで抜け出すという感じ。
それにたいして武井さんのそれはロードレースのアタックという感じで、集団から一気に抜け出していく。
そんな動きがいくつかある中私は、しかけるならできるだけ皆が消耗したところでやろううと思いタイミングを見計らう。
で、中盤にペースアップをしてみると少し集団が離れたので、そのままのペースで抜け出しを試みる。
白いInterMaxのジャージを着た選手だけがついてくる。先頭交代をしたかどうか覚えていないが、とにかくこの選手が速くてついていけなかったので、2名−追走1−私−集団、という構図に。


先頭の展開を先に書くと、先行2名でも森さんが圧倒的に強くて、独走になって優勝。
矢部さんは単独2番手になったが、ゴール直前に追いついていきた白いジャージの上記追走1の選手に抜かれて3位。
2位の子は、、、なんと地元の甲府工業の高校生で17歳。


で、独走になししばらく頑張ってみたが、力ない私と集団との差は少しずつ縮まっていくので、集団に吸収されるのを待つ。


無駄な努力をしたから、ここからは無理せずに集団から遅れないようにゴールまでついていこうと、弱気。


しかし集団も以外とパワフルではなくて、そんな私でも死にそうになるほど努力しなくても付いていけるペース。
竹谷さんがいいペースを作ってくれる。
練習の成果でかなりシッティングで上れるようになっている。
ただ勝負どころではやっぱりダンシングになるので、後半にかけて少しずつダンシングを増やしてギアも重くしてラストの勝負に対応できるようにする。


残り4kmを切って、山岳賞のあるややキツイ区間で宮崎がアタック。
ここで行くという事は本気で最後まで行くつもりだ。
これに反応したのは村山さん。乗鞍優勝経験者二人。
二人ともキレで勝負ではなくて、一定のハイペースが得意なのでこれはいい逃げだ。
どこかのタイミングで捕まえようと思う。
距離を測りながら、まだ追いつけると計算できたので少しは余裕があったみたい。


平地に入る前の最後の急こう配で武井さんがアタック、これは落ち着いて対応できたので、その勢いで前を追って飛び出す。
宮崎が村山さんについていきなくなっていて、村山さんが独走。
短い急坂を勢いよく駆け上がるのは得意なので一番きつい駐車場の前で村山さんに合流。
後ろの集団は少し離れている。もうここはいくしかない。


最後の平地区間でも40km/hも出ていないくらい風が良くなかったようだ。
シングルギアの村山さんと先頭交代しながら。
意図的に村山さんの方が先頭牽く時間が長くなるように。
性格的に駆け引きとか脚溜めてとかあまりしない人なので、一緒にゴール目指すには一番イイ人(^o^)。
最後の上りでは後ろの集団との距離と残り距離を確認しながら自分が全力でいける距離を見計らってスプリントして、4位。
村山さんと二人でのゴール勝負は昨年の美ヶ原と同じシチュエーションだ。


5位村山さん。
6位宮崎。
7位藤田さん。


ヒルクライムのレベルが上がっている。
今回の森さんもそうだけど、トップクライマーのレベルが相当に高い。
なんて思っていたら、同日開催の富士あざみラインでのプロ(実業団TR)のレースでイナーメの森本さんが優勝!
しかも日本の山岳王(だっけ??)の狩野さんの持っていた日本人レコードを更新の大会新記録。
なんかすごい事になっている。いろんな意味で。
新城は海の向こうで頑張っているんだけどね・・・



それにしてもサラリーマンレーサーでこの記録はすごい。すごすぎる。
もはや私が乗鞍優勝が目標なんて口にできませんわ。



ゴール後、駐車場より。



このコース・レースは晴天だと最高だ。


【 自転車 】



フレーム: GDR METEOR LAUNCH 530mm
変速・ブレーキ: SRAM RED
クランク: SRM FSA
チェーンリング: STRONG LIGHT CT2 50x34
スプロケ: D/A 12-23
ホイール: Lightweight G3
タイヤ: Continental Competition 22c
ペダル: SPEEDPLAY ZERO Titan


たぶん6.4kgくらいかな?


このコースでは50-34をDi2で使うのがベストだと思う。
レース中に何度かアウター⇔インナーを行き来するのでDi2の長所が活きる。


あと、コンチ・コンペのタイヤはとっても気に入っているけど、ヒルクライム用として19Cに変えてみようと思う。220gと軽量だけど耐パンク性◎だし。