RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

 刺客 もしくは 黒船襲来

乗鞍ヒルクライムにChris Lintaman が台湾から来る。そう、今年のMt.富士ヒルクライムを独走で優勝したカナダ人。


富士のレース後に表彰式の待ち時間に色々と話をした。台湾で数学の先生を"フルタイム"でしているホビーレーサーだと聞いていた。
海外のトップホビーレーサーが日本に来て独走優勝しちゃって、これで日本を制覇した気になられても困るので、乗鞍というもっとレベルの高い大会があるので、そこで勝負だ、って誘っておいた。


そしたらチーム(Team Fuji)と相談してみる、と。レース活動費は全てチームから出ているので、出場するレースもチームが決定権を持っていて自分では決められないと。


後日是非乗鞍に出たいとメイルが来たので私が声をかけた手前大会事務局等に交渉してみた。
しかし申し込み期限が過ぎているしもう定員イッパイで空きがないので、申込者に不平等にはたらくような割り込みはできないと。
そんな交渉をしている間もクリスとメイルのやり取りをしていたら、どうも初めに聞いていた様子とは違う。
仕事はレース活動を優先できるように授業数を減らしてもらって、週20時間の練習とレースに集中できるようにしてもらっている、と。
あれっ、ちょっと目指すレースが違うんじゃないの?と感じた。


後日聞いた話では、クリスは教師は辞めていて(非常勤として働いているのかも?)Continental プロ登録をしていて、チームフジから契約金をもらっている、らしい。だったら富士ヒルクライムとか乗鞍で勝ってアピールするんじゃなくて、栂池とか富士国際(あざみライン)とかで狩野さん達と勝負してくれよ。
※加筆:本文は事実誤認があるかもしれない為取り消します。申し訳ございません。
※再加筆:本人と確認したらまだ先生はやっている。現状はチームから国内外の遠征費・ウェア・機材供給を受けているけどサラリーはなし。競技活動に専念する為に給料を払う事ができる位のスポンサーを募っている。自転車で食っていけるようになるまではとりあえず先生はやめない、とのことでした。


なんて思っていたら、クリスから『乗鞍に出られるようになったよ!』とメイルが。スポンサー(富士サイクル?)経由で大会事務局と交渉して、どういう経緯か知らないが、申し込み期限後にも関わらず出走できるようになったらしい。


ちょっと調べてみたら、Team Fuji Asiaはプロチームとしてスポンサーを募ったりしている。クリスはその中心選手。目標はUCIのレースで勝つこと。確かにアジアの国際レースで活躍しているみたいだけど、その戦績に1st : Mt.Fuji Hill Climb と書いたりするのはどうなんだろう。ちょっと活動のフィールドがずれているんじゃないだろうか?それとも実業団のBR-1で勝つよりも乗鞍で勝った方が注目を浴びてスポンサー効果が期待できるから、あえてホビーレースを狙っているんだろうか?


ちなみにチームのウェブサイトの月間ページビューは15,000だそう。私の1/8ですね。



2年前に確か、『乗鞍に勝ってくれ!』って頼まれたプロレーサーがきちんとタイトルを獲っていった。
それ以外あまりエントリーリストにも歴代優勝者にもプロレーサーの名前を見ない気がする。
しかし今年もまたホビーレーサーのヒルクライムの頂点を決める大会に刺客が送られてくる。


もはや考えてみてもしょうがない。私は私のベストを尽くす。願わくば大和魂でMt富士HCの時のような圧勝だけは阻止したいものだ。




お金が有り余っているあなた、ココ ↓ に投資してみます?
http://www.slideshare.net/lintaman/team-fuji-asia-brief-sponsorship-proposal