RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

全日本選手権ロードレース

最近は5時には勝手に目が醒めるけど念の為と目覚ましを5:45にセットしといたら、そのアラームで起きた。
とは言え夜中に緊張からか二度起きているので熟睡とはいかない。

宿の部屋でドリップコーヒーとシリアルの朝食。
ミューズリーに砕いたナッツとかアーモンドスライスとかココナッツフレークとかレーズンとかレーズンとかレーズン入れてタッパーに入れて遠征先にも持っていく。
これを前夜からフルーツジュースとかヨーグルトとかに浸しておく。


レースの日はたいていスタート3時間前に宿の朝食準備出来ないから自分で用意しないといけないけど、コンビニで朝飯買うようではダメだと思う。
ご飯炊けたりパスタ茹でられれば最高だけど、それは難しい。
ちゃんとしたパン屋さんでちゃんとしたパン買えれば良いけど、それよりも保存きくし家から持っていけるシリアルがベストってわけ。

宿でゆっくりしてから7時頃に出発。益田に宿を変えたおかげで10分ちょいで到着。
サポートの福田さんに補給食や予備ホイール渡して8時頃からアップ。

6時間近く走るんで体力温存した方が良さそうだが、周回レースだと1周目から上りはあるわけで、しかも今回はスタート直後から上り。
序盤から逃げたい選手達が上げるとツライ。最悪そこでレースが終わる事も可能性ゼロではないので、一発目の上りから遅れないように準備。
スタート後の上りを3回上った。


スタート前。カメラ向けられたら笑顔、という謎のサービス精神。

スタートは9時。ほぼ最後尾近くからのスタート。


スタート前。さすがに緊張しているか。どこ見てんの?

スタート直後の上りで少しずつ前方に上がっていく。なんとかいっぱいにならずにこなせた。先頭付近でハデなドンパチもなく平穏に進んだ。
上り区間を終えて下り基調の平坦に出てアタックが散発。

ここで考えた事は、ひとたび逃げを容認したら長丁場なので5分とか差が開いてしまうだろう。それでもエース格が後ろに居たら最後は追い付くだろうけど、そこのペースアップが強烈だったら自分には乗れないだろう。それだったら一定ペースで走れる前の集団にいて、追いつかれてからの勝負にした方が良いんではないか。あと、ニッポが出てない事によりなんとなく追走の統率が取れないのではないかという予感がした。第六感。

そんなわけで、今日は逃げ、って作戦でスタートしたわけではないけど、チャンスがあれば容認されて前で淡々と走りたいなという気持ちはあり、1周目の平坦区間で身体が自然と動く。
佐野、龍太郎、井上亮氏、などと前に抜け出して逃げを作る。後ろからドンドン追い付いてきて巨大な集団になったけど、メイン集団は脚止めて早く逃げ作って行っちゃいなさいという感じで、めでたく1周目から逃げが形成。なんと32人!
かなり緩い一定ペースなので全く楽に走れるんだけど後ろとはすぐに分差が付く。これはラッキーな展開。
周り見渡すと窪木、畑中、入部といった優勝候補は入っていない。
エース級でいうと佐野と小石か、昨年3位のブリッツェン鈴木龍か。

32人の大集団だと大き過ぎて皆がローテーションに入る事はない。
仮に均等に回せば1/32だから変にローテ入らないでいるより楽なんじゃ?と思うけど、ほっといてもホビーレーサーとかホビーレーサーとかが前に出て牽くから勝手にして、って。
後ろ20人くらいは頑なに前に出てこない。


清宮、高岡、龍太郎、井上、ってこれはツールドおきなわ市民210か!?

何の労もなく5分差を得るなんて、何このラッキーな展開⁉︎まさに岩手の再来か。
佐野に聞いてみたら、このメンバーで行くでしょ、と。よしきた。
一旦3分40秒に縮まるも、再び5分まで拡大。後ろの集団の煮え切らない雰囲気が眼に浮かぶ。しめしめ。
レースの半分過ぎて7分以上の差。どのくらい逃げ集団が楽かって、32人で脱落者ゼロ。
この中の半分より少し前に入れば15位には入れるか、なんて皮算用しつつも、いかんいかんと気を引き締める。
自分は今日は調子良さそう。
ゆっくりであればシッティングでも上れてるし、一箇所ある激坂は毎周回39x28Tまで使って座ってクルクル回して上れてた。


展開があったのは確かラスト4。上りでペースが上がる。
なんとか頂上までに先頭に合流。それで10人居ないくらい。
そのあと5〜6人すぐ追い付いてきて一気に集団が半減。いよいよ勝負。
だけどあと3回このペースで上るのか…

案の定次の周回=13周目=ラスト3で再びペースアップ。これはムリ。小石・佐野・元喜・小野寺とあと誰だったかな…ブリジストンかな。計6名。


強い人達においていかれた集団。めっちゃキツかった。

2名→4名→私の集団が8名。
いよいよラスト2。高岡、井上、早川、平塚、吉田隼人、下島、阿曽、鈴木龍

このままこのままと願う。

補給所でスポンジ受け取り身体に水をかける。
前で愛三早川がペース上げてる?井上君も付いていく。私も追うけど、、、速い。ヤバイ。けどここが勝負どころ。
目の前に星が飛ぶ。失神しそう。した事ないけど。
何とか追い付いた。次の上りは間開けずに絶対に遅れないように。集団はほぼ崩れず7人かな?前6人だから最悪13位か。
でラスト周回。ここで我慢できるかどうかぎ勝負だから入りから集中して。
しかし、やはりペースアップに耐えられず、遅れる。
沖縄では負けた事ない、ホビーレーサーのライバルである井上君においていかれる敗北感。
諦めずに愛三とか愛三とかと走る。

ところで前6→後続7名だったのが、最終周にそう簡単ではなくなって、前から小野寺が落ちてきたり、後ろからロケットのように入部が飛んでいったりで、もう順位が分からなくなる。
気づいたらブリジストン体幹太い選手!窪木まで追い付いてきたのね。
後ろから追いつく選手がある一方で前も上りきってない。井上君も目の前に。
ローテーションすれば確実に追い付く距離!
しかし、なぜか誰も前に出ない。ローテーションが回らない。なぜだ。
そうこうする間に独走力ある井上君は1人グングン前を走る。あー彼の一番得意なパターンだ。これが全日本選手権で一桁順位争う局面でできるのがスゴイ。
結局井上君は逃げ切り8位。その後ろ飛び出した愛三アソを仕方なく追う。意外にも1人しかついてこない。
あれ、皆もうこの10位くらいとかいう中途半端な順位に興味ないのか?10位までUCIポイント違ったと思うが。
1人付いてきてたので先頭交代すれば前の選手を確実に捕まえられる、と思ったら付いてきたのが同じく愛三の小森。omg。アソにあと一歩届かず、小森にも抜かれてゴール。

11位と知ったのはゴール後。
2010年に広島で12位になったのを上回り自己最高順位ではある。しかし、井上亮君に負けた敗北感が圧倒的に大きく、かなり複雑な気持ち。



MAVIC UST は下りコーナーめっちゃ速いぞ。


=========


帰りの飛行機が遅延したので池尻大橋到着が20:30過ぎでそこから遅めのディナーを慶應義塾自転車部の後輩2人と。
学生選手権TTダブル優勝と、大前の学生選手権ロード3位&全日本U23ロード3位の祝勝会ということで。

213km走った身体にオギノの素材を活かした料理が染み入った。今日もうまかったー。