RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

 JBCF群馬ロードレース

【 往きは車で 】


5:15起床。今回は諸事情により自分の車を出さないので、kajikuniさんに同乗してもらう。
6時前には首都高に乗れた。
GW初日ということもあり、この時間でもかなり渋滞。
9時過ぎには到着。それでもスタート12:30なので余裕あり。


東京は暖かかっただけに、群馬は寒くて雪が降っているという現地情報にビビりながらも半信半疑。
月夜野インター降りた頃には確かに寒くなっている。
そして会場の群馬CSCへと上って行くと、確かに雪が、、、
駐車場についてみると、粉雪が舞ってはいるけど日が出ているので、アップオイル塗ればなんとかなるだろう。


昨年は一度下まで降りて、上りを使ってウォーミングアップしていたけど、今回は寒いので下まで行くのがおっくうで、ローラーでアップをする事に。


11:15くらいから固定ローラーに乗り始める。
40分くらいで途中10分250Wくらいに上げればいいや、と。
自然に上がって行くようにじっくりとはじめるが、200W過ぎたくらいで脚に違和感感じたので、途中でやめる。
レースに向けて調整して、筋肉が緩みすぎて?当日アップすると違和感感じたことは過去にもあった。
調整も難しいな。
まぁレースは長いので焦らずに軽く流して30分未満で終了。
very hotのアップオイルと雨用のジェル(ワセリンみたいなモノ?)を塗ってもらい、準備完了。


12:35、スタートは最前列で。


【 レース 】


薄手の長袖アンダーにレジェフィットの長袖ジャージ、ウィンドブレークのベストを着用。
シューズカバーはなしでグローブは指切りでスタート。
スタート直後は少し寒いけど、そんなに問題にはならないレベル。
集団前方で注意しながら走るけど、リズムをつかむまで2-3周。


何度もアタックかかるけど決まる気配なし。
今回のレースは、NIPPOシマノ、愛三(シニア)、BSアンカーなどが居ないので、正直メンバーは薄い。
レースの中心となる選手は限られる。だからうまくやれば昨年以上のリザルトも不可能ではない。
私の理想の展開は、序盤からの逃げ集団が出来て集団が落ち着く。逃げ集団はエース級・準エース級ではなく、終盤に捕まるいつものパターン。メイン集団からは中盤以降のペースアップで5−10名くらいの追走に絞られる。そして逃げ集団を吸収してから本当の勝負。というもの。中盤一度中だるみして後半にペースアップで絞られるというのが私の一番得意なパターン。
実際そのまんまの展開となったんだけど、、、、、ただ一点理想シナリオと違った事が。



序盤は晴れ間もあって路面ドライ。寒くなくなった時点でベストを脱いで補給所でチーム員に渡す。


レースが動いたのは8周目くらいかな。
ホームストレート終わり、S字コーナーに続く緩い下り区間でキャノンデールの澤田ケンショー選手が飛び出す。アタックという感じじゃないけど。
ちょうどそれを見れる位置に居たので私も追ってS字で合流。
下りだから脚を使わずに追い付けた。
もう一人MATRIXが追い付いて3人でS字コーナーを抜ける。
その後のちょっとした上りを踏んで行ったら後ろとかなり離れて、リフト上りあたりで20秒くらい差がついた。
20秒ってのは微妙だけど一踏みで一瞬で追い付く距離でもないので、集団でもお見合いになりがち。
せっかく労なくして取ったアドバンテージを少し楽しもうと3人でローテして逃げる。
25秒差だから泳がされてるねー、なんて会話しながらもメンバー的にしばらく逃げられそうなので、ムリしない範囲で淡々と逃げる。


澤田選手はいつかの白浜のJPTのレースで劇的な逃げ切り勝利をしているスピードマン。
MATRIXの窪木選手は、具体的な戦歴忘れたけど、超一級のスピードマン。


後ろから5−6名のエース級が追い付いてきて、そこからの勝負となれば一番美味しいけど、まだ中盤でエース級が動けば間違いなく集団が許さずに決まらないので、我々レベルが逃がしてもらえるギリギリか。


1分くらいの差になると、逃げていてもこれは面白いと感じる。
けどまだ10周60km残していると、Jスポーツ的には5分差でも許容範囲ですね、って感じだけど。
澤田選手はアタッカーで逃げが信条・独走上等って感じのアツい走り。
窪木選手は何度も首振りつつ「おいおい、ちょっとキツいよ」ってアピールしているのか「ハエーよ。レースは長いから落ち着いて行こうぜ」って思っていたのか。控えめな走り。真相は分からないけど、結果が物語っているのか。



この3人の勝負になるとは誰も思っていないので脚を残しつつ一定ペースで走るのが絶対。
脚質的に平地(このコースではあまりないけど)&下りは2人が速く牽ける。上りは私の担当。
私の心地いいペースで上っていると窪木選手が何度か遅れる。
けど2人になると残り距離が格段にキツくなるし、集団牽引にMATRIXが加わればあっという間に不利になるので、あくまでも待って3人で走る事を選択。


13周目、残り8周くらいかな?集団とのタイム差が3分50秒となる。
えっ?!って何度も聞き直したけど、どうやら本当みたい。集団が一気にペースダウンして差が開いた。
まだ残り距離長いうえに3人逃げなので、まぁあり得る話だ。
一応こっちは捕まったらオシマイと思って走ってはおらず、本命達が追い付いてからの勝負と思っていた。けどこのタイム差ってもしかしたら、、もあり得るかも、と色気が出てしまう。
で、ちょっと上りで力が入ってしまいペース速めで行ったけど、これは失敗。


途中から陽が出なくなり、小雨も降ってきて、相変わらず風強いので3人で逃げていても下りでは震えてくる。
しかも指切りグローブで指先の感覚がなくなりブレーキレバーがどこにあるか分からなくなった。



残り5とか6周になって差が2分を切って、いよいよレースが動いてくる。
追走10名なので、これがレースを決める動きである事は間違いない。
逃げ切りはなくなったけど、ここからの勝負に集中。残り4周切った17周目に捕まったかな。
3+10名で13名の先頭集団。
ブリッツェン2名、UKYO2名、マリウス、愛三2名など。


とりあえず集団後方について休む。
休むと言ってもこの段階になるとアタックも断続的にあり、何度もダッシュしないといけなくて辛い。
18周目の最後上りで愛三の平塚選手がアタック。差が開くけど、追走はなく単独先行。
上り系の選手なので2周逃げ切りはないだろう。
そのアタックで集団もペースアップ。
逃げている時から攣りかけていたふくらはぎが、いよいよ本格的に攣ってきたので、ペースアップができない。
私は少し遅れたけどギリギリまだ手の届く距離で頂上通過。
少し前を行く愛三の選手(たぶん3位になった福田選手)にギリギリおいついて、ラスト2に入って辛くも集団に追い付く。
その直後のホームストレートでUKYOのホセがアタック。すぐ後ろについていたのでこれに反応。
補給所あたりの上りで再度アタック。これにも必死でついていく。
上り終わりでなんとか追い付いたけど、集団もいっぱいいっぱいな感じ。



この写真の直後、下りに入って更にホセが抜け出そうとペースアップ。
この一人波状攻撃に集団は対応できず。下りでホセの先行を許す。
まだ数秒の差だけどホセ単独でS字を抜けて上りに入って行く。
リフトの上りで集団から一人が飛び出して先行するホセに追い付く。


私はその前で完全にふくらはぎを攣ってしまい、完全ストップ。
ここで私のレースは終わった。


一人ホセに追い付いたのはMATRIXの選手。
それが一緒に逃げていた窪木選手だと知ったのはゴール後。
かなりショックを受けた。
あんなに長い時間逃げていたけど、ちゃんと脚を勝負の瞬間まで残していたとは。
ホセが行ったというのはこれ以上ない分かりやすい勝負の瞬間だったけど、皆分かっていたけど反応出来ない中しっかりついていき、しかもゴールまで上りでも遅れずに走る実力と集中力はスゴい。
UKYOのホセが実力的に抜きん出ているのは間違いないけど、たぶん日本のレース事情は全く知らないんだろう。
白浜のゴールスプリントで2位になっているのでスプリントもそれなりに強そうだから、確実に勝てると思って2人のスプリントを選択したみたいだけど、それが敗因だった。
たぶん窪木選手は国内屈指のスピードマンだから、本人はゴールまで一緒に行けば、、と願いながら走っていたことだろう。
なんと、途中ずっと逃げていた窪木選手が最後追い上げたホセにスプリントで圧勝。


私は完全に脚が攣って止まってしまい、そこからはサイクリングペースにもならないくらいにペースダウン。
1.5周で10分遅れた。
脚が止まってからは一気に寒さで震えが止まらなくなったので、いったん止まってウィンドブレーカーを着てからラスト1周を走った。


いやー、それにしても窪木選手あっぱれ。
途中逃げただけで、捕まってからは勝負に絡めず、完走というリザルトだけに終わった自分が情けなさ過ぎる。
逃げてアピールするのは全く以て本望ではなく、リザルトにつながる走りをしないと意味がないと思っているだけに、満足感がまったくないレースとなってしまった。


結果:JPT 完走(71位) データ詳細は後日予定


リザルト


自分の適性を顧みずレース中に冷静な判断が出来なかった点と、やっぱり絶対的な練習不足で後半に脚が残らなかったのが敗因か。
レースが決まる瞬間は見えていたし、そこで行かないと行けないのも分かっていたし、そのアタックに反応できるイメージもある。ただその時にダッシュできる脚が残っていなかっただけ。


ヒルクライムチームTTクリテリウムとある程度以上の走りができたので一番得意なロードレースでのリザルトを期待したけど現実は一番ダメな結果。
まぁよくある事だけど。
それにしても結果的に2週連続でレース中盤に逃げに乗って、そこで目立ってリザルト上では全く目立たないという、キャラとは違った走りをしてしまった。
この反省を活かして今後の大きいレースでの良い結果につなげるようにしなければ。

              1. +


夜発の飛行機での家族旅行があったので、絶対に帰宅が遅れてはならないので渋滞を避けて帰りは新幹線で。
17時前の新幹線で18:30には家に到着。
荷造りして23:30の便でシンガポールへ。
家族5人で初めての海外旅行。