RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

2days Race in 木祖村 2日目: ロードレース


7時過ぎ起床。二日連続7.5時間睡眠の週末。
軽〜く朝食を食べる。レーススタートが12時と時間があくので、お腹がすかないように少しずつ食べる。
五郎さんからいただいたぶどうパンを食べる。ぶどうパンマンというキャラクターがいたら、間違いなく私は大好きだと思う。それくらいぶどうパンには目がない。
はちみつ・レーズン・シナモンがたっぷり入った推定カロリー1000kcal?のブドウパン一本を二日間で完食。


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雨の予報なのでホイールをRacing Speed → MAVIC Ksyrium SL に変更してブレーキシューも替える。
あっ、ちなみに前輪だけはR-SYS。こっちの方が軽いから。(後輪も軽いけどカンパ11sは×)
そういえば先週も修善寺で雨の中のレースだった。少し慣れてきたな。


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時間に余裕を持って自走で宿を出てコースにはスタート1時間以上前に到着。寛ぐ。
ロードレースがヒルクライムより好きな理由の一つに、ウォーミングアップがあまり重要じゃない、という点がある。
自分にとって場違いなほどレベルの高いレースにおいては入念にアップをしてスタートしないといきなりおいていかれるということにもなりかねないが、通常序盤にちょっと苦しむことがいいアップになって中盤以降の勝負に備えられる。


で、12時スタート。
スタート前のインタビューでも宣言したが、前日の走りからして1分を逆転して総合を狙うのは難しい。だからステージ優勝狙い。目標を明確に絞った。

2nd ステージ / ステージ優勝


ローリング区間が結構長く半周以上あった。


ポイントリーダーのヤマモト選手と2ポイント差のアンドウ選手の間で熾烈なポイント賞争いがあり、序盤はそれにより幾度となくペースアップがある。
私は総合リーダーのリー選手をぴったりマーク。2位が1位をマークなんておかしな話かもしれないが、昨日の地力とTTで勝ったにも関わらず1stステージも逃げて勝ちにきたのを考えると、2ndステージで守りに入るとは考えにくい。今日も隙あらばステージを獲りにくるに違いないと読んで、なんとしてもそれを阻止すべく注意する。


3周目、ポイント争いでペースが上がる。FITTEのアンドウ選手はポイント賞も狙えるけど、逃げの脚もあり下手に逃がすと総合成績でも絡んでくるので、リー選手はしっかりマークする。
レース中に11番は強いな、なんて話しかけてきた。私にもしっかりその認識を持たせることで総合争いを磐石のものにする。37歳の英国人は老練なロードレーサーだ。
ところで、そのペースアップで私は当たり前だがついていかないといけないのだが、3車身ほど空いた差がなかなか縮まらず、ポイント前1kmくらい独りで追走をする。なんでもない平地の5mが縮まらずおかしいなぁ、と思う。
その後なんとか合体して事なきを得るが、どうも自転車の反応が悪い。タイヤをチェックするが、そんなに目立って空気が抜けているわけではない。そのまま4周目に突入。70km/hほど出る下りを終えて橋を渡りダムの対岸の緩い上りでダンシングをしていたら、あぁ前輪がパンクだ・・・と気付いた。


手を挙げて集団後方に下がり立ち止まって前輪を外す。すぐにMavicのニュートラルカーが止まって前輪を持ってきて装着。
お尻を押してもらい再出走。恐らくロスした時間は20秒弱。
Mavicカーが気を利かせて抜かしてくれたし、チームメイトのT田さんも待っててくれたし、集団もかなり速度を落としてくれていたので、集団に追いつくまで2-3kmしか要しなかったと思う。
タケダさんが集団の先頭に出るまで先導してくれて、上りの前には集団先頭に復帰。皆様私が戻ってくるまで一時停戦していてくれていたようで、感謝感激。


相変わらず熾烈なポイント争いがあったが、その後は平地で千切れそうな事もなく進む。
上りはやはりアウターでダンシングで自分のペースで上る。周りに合わせて軽いギアで上るよりも楽だ。

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そうこうしているうちに終盤にスワコのヤマモト選手とヒラノ選手の逃げが決まる。


・・・あぁ二日も経つともうレースの詳細を覚えていない。。。
残り3周くらいでちょっと2人の逃げが決まりそうでやばいかな、と思うものの私は我慢。
リー選手は脚があるし、Esperance Stage はチーム力もあるので、絶対に潰しにかかると読む。
はっきり言って他力本願だが、今日ステージ優勝を獲るとしたら、ここで自分の力で追いかけては絶対にリー選手に勝てない。
残り2周に入る前には最大で90秒差。トップとのタイム差しか見ていなかったので詳しくは分からなかったが、おそらく総合成績で私が逆転されうる差になっていた。けど私にとっては優勝できないのであれば2位も3位もあまり興味ない。それよりも2ndステージを獲る可能性だけを考える。
案の定危険なタイム差になった事により、残り2周に入る上りでリー選手が猛追を開始。上りでは千切られることはないのでしっかりと反応。


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追走集団は4人だったかな?残り2周を全力のローテーションで回す。ここは一番きつかった。
天気は曇り時々晴れのち雨、となっており、ちょうど最終局面は土砂降り。その中先頭を捉えるという共通目標でローテーションを回す。ここで千切れたら全ておしまい。
残り1周に入る上りで前2名が視界に入る。
下り終えて対岸のアップダウン区間で無事吸収。ここで一息といかず、カウンターアタックあり、逃げていた2名もまだまだ脚が終わってなくペースアップすらするくらい。


スプリントポイントを過ぎていよいよゴールまで数kmというところでリー選手2番手から後ろに下がる。ここら辺の動きはとても上手い。
私もそんな動きで自分の脚を使わされるわけにいかないので様子を見る。そこで先頭走っていたヒラノ選手との間がちょっと空く。
長野つながりのヤマモト選手が『行けぇー!』って指令を出す。宮崎が乗鞍勝った時もこんな感じで五郎さんから言われたんだろう。
それでも最終局面まで逃げていたヒラノ選手に切れはなく、そんなに追わなくても差は開かない。


残り500mから始まる最後の上りに5名で突っ込む。下からアタックできる者はいない。皆周りの様子を見ながら上る。
私はアウターでイクので皆の前に出てしまう。ギアが重く駆け出しは遅いので後ろの様子に注意しながらゴールに近づく。
周りが行かないのであれば、自分の行けそうな距離から全力で踏み倒すのみ。
残り200m前くらいから仕掛けたら、後ろに気配がないのでしばらく全力でもがく。
後ろ見たらけっこう離れていたので勝ちを確信。思ったよりあっさりと決まった。皆意外と脚が残っていなかったようだ。


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ただステージレースで総合成績は負けてしまっているので、リー選手は今日なんとしてでも勝つというインセンティブはあまりなかったのだろう。
そういう意味で自分が一番だっ!ってアピールできる勝利ではないかもしれないけど、まぁ勝ちは勝ちで気持ちいイイ。


5人が先頭グループで、後続集団は1分差くらい?


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シャンパン。初体験。


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こちらは総合成績の表彰台。