RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

東京ビルクライム

本日金曜は勤務後にレースというちょっとイレギュラーな平日。
レースは400mを2本という超短距離だけに、ちゃんと力を出し切れるように一応少し調整して脚の疲れを抜く。
ために朝は目覚ましなしで、6時頃起床。

■ ZXRS:40分、15km、322KJ、29TSS


時間短いのでローラーにしようか迷ったけど、実走に。
新しいチェーンオイル試したかったのも一因。

家出てすぐの450mほどの緩い上り坂を反復。
勾配は3~4%程度。脚にかからないくらい軽いギアでクルクル回しながら。
13往復くらいしたのかな。
だんだん足が回ってきたら、最後5本はダンシングで。
Cyclo-Sphereのグラフでダンシングチェックつければどこでダンシングしたか一目瞭然。

そんな感じで坂道流しておしまい。距離稼げずボリュームも稼げずの練習になったけど、今日の目的は夜のレースで頑張ることだから。


【 WAKO'S チェーンルブ・リキッド 】

スプレータイプを最近使っているけど、こちらのタイプも試してみる。
まずはスピードの方。なんかこっちの方が短期の一発決戦用っぽい。
使ってみた感じ、、スプレーのチェーンルブよりも断然良い。
滑らかで音が静か。
普段使いではそれを一番重視。


普通に出勤して、夕方あわよくば17時前には仕事を仲間に託して退社して、自宅でじっくりローラー1時間ほどアップして心拍上げてからお台場に臨もう、トイう計画だった。
しかし実際は忙しくって、全く出られず帰宅は18時前。
慌ただしく準備して出かけるのみ。
少しだけでもローラーでしっかり心拍上げていこうと思ったけど、時間がおして焦るのは嫌なのでリュック背負ってとりあえずお台場へ。
金曜夜の銀座抜けるのに朝よりも1.5倍時間かかったので、とりあえず早く出て正解だった。

■ レース:1時間51分、38km、687KJ、97TSS


大きな橋の坂を行ったり来たりしながらウォーミングアップとすること20分ほど。

19時過ぎに会場のダイバーシティ東京に到着。
大きなショッピングモールの駐車場部分の1階から7階まで駆け上がる、という斬新な企画。

既に一般の部のレースが始まっている中違うレーンを歩いて7階まで上って受付。
レースは予選が20時からスタート。
2名一組で走る。
一般の部のトップタイムは51秒台。速い人は50秒台前半という感じ。

そこら辺を目安に走る。

image

コースはスタート後に一直線3段階くらいの上りで150mほど。
Uターンのようなカーブでさらに3段階くらい上り150mほどで5階に。
そこからループに入り100mほどで2周して7階にゴール。

スタート後に私が先行した。90%ほどで直線を走る。
Uターンがかなり下手くそで踏み直しで足使い、その後もスピードに乗らず。
ラストのループはスピードに乗らないままでゴール。
400mのヒルクライムなので全力で酸欠状態でゴールかと想像したけど、コースが難しくって全く追い込めなかった。

タイムは58秒99。聞いた時にガッカリするくらいダメなタイムだった。
データ的には450Wほど、心拍は160まで。

一般クラスとエリートクラスがあるんだけど、実は一般クラスの方が速くって上位15名の決勝進出は厳しそう。
私はエリートクラスで19名出走中15人上りなので、なんとか13番目で決勝進出。

意気消沈のまま決勝を迎える。
決勝は単独出走なので、難しいこと考えずに突っ込むだけ。
当然1本目よりは良いタイムを出すつもりでいたけど、なんとさらに悪く59秒10。。
気持ちが空回りしてギアかけたけど重いギアで踏めるコースでは全然なかった。


イナーメの朝練仲間タケダ親分は予選4位。決勝でタイム伸ばして表彰台狙う気合い十分だったけど、惜しくも4位か。
けど速かった。


決勝は一人ずつ出走で、スタートからゴールまで定点カメラ5台くらいで全部をゴール地点の大型スクリーンで中継された。
そしてゴールしてから次の走者が走るということで観戦するには最高に楽しい。
上位陣になり好タイムが出て盛り上がって、それを聞いてから次走者は走るので盛り上がる。
良かったのは、私が予選通過ギリギリだったのでゴールしてから上位陣の走りを観戦できた。

コスプレしてるけど速かったり、MBXスタイルでフラペにスニーカーの人が優勝だったり。
女子の招待選手である、リオ五輪走ってきた塚越選手の走りは素晴らしかった。
ピスト選手らしい力強くも滑らかな高ケイデンスで最後までドロップ持って安定した走り。
招待のプロ選手二人の走りに見るところなく、恥ずべきタイム。

圧巻はLEOMO監督でゲストで走った宮澤崇史。
ただ一人50秒切るタイムで2本とも揃え、格の違いというか次元の違いを見せつける。
引退後どんな生活か大体知ってるし、ほとんど練習らしいことしてないだろうし、当日もゲストとして中継席で話をしながらの出走で。
馬力で好タイムを出したのではなく、コーナーワークが抜群で全くスピード落とすことなく駐車場のループを回りながら駆け上っていった。
塚越選手が一本目後に「宮澤さんからコーナーでも漕いだ方が速いよ、って言われたんでそうしようとしたけど、やっぱりできないんですよねぇ」って放送席で言っていた。
他の選手が一生懸命こいで、コーナーに入ってペダル止めて、またコーナー出口で再び一生懸命こぐところを、ずっとペダル回しながら駆け上るのはまるで魔法を見ているようだった。

そういえばもう一人一般の選手でもコーナーで足を止めずに回っていた人がいて、それはコスプレ選手だった。
確か3位までに入っていたくらい速かった。


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(イメージ図)

速いほど遠心力が大きいので同じコーナー曲がるのに倒さないといけない。
BB下がりなんてフレームでそう大きく違わないし、クランク長さも同じであればペダル擦らずに曲がれるかはコーナーのRと進入速度で決まるんじゃないの?なんて話してたたらハムスタースピン代表のmasahif曰く「シクロクロスと一緒で自転車倒さないで回ればいいんだよ」。
おおお、目からウロコ。
そうかそういうことか。なんて頭でわかっててもすぐには出来ないから練習が必要なんだな。
頭で理解していないとどういう練習が必要かもわからないから上手くならない、速くならないんだな。
けどそういうのを頭で理解する前に身体が勝手に動く人たちもいるのは事実。
出来る人と出来ない人がいて、出来ないならどうすれば出来るようになるかを考えれば良い。

というわけでまた冬にシクロクロスを少しかじってみようかなんて思った金曜夜。


そんなこんなで22:30頃に帰宅。
都心で、平日夜にこんな楽しいイベントが出来るなんて素晴らしい。
主催はフジテレビ。さすがだ。こういうのがどんどん出来ないか。作っていかないと。
ナイトクリテとかできたら最高だよな。