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RoppongiExpress

自転車が趣味なサラリーマンのブログ

 ツールドおきなわ チャンピオンレース210km

レース

4時起床予定が3時頃に一度目が覚める。
9:30には寝ているので普段と同じくらいは寝れている。
二度寝して4時の目覚ましで起きる。


ホテルの朝食会場は4時からなので、起きてすぐに朝食へ。
消化の良いお粥とエネルギー摂る為にパンを少々とコーヒー。
といたって普通な朝食を食べる。


6:45スタート。宿はスタート地点からすぐなので6時頃にボチボチ出発。
あたふたしなくて良くって非常に快適。


スタート地点でサインしてからはタイヤに空気入れて脚のオイル塗ってもらう以外は特にやる事もなく、リラックスしてまだ暗いスタート時間を迎える。


レース:7位、5時間22分46秒(+0”00)、222W、3975KJ

【作戦】
6:45スタート。最後尾から。
今回の作戦は省エネで最後までばてないで失速しないように走ること。
練習量が圧倒的に少ないと自覚しているので一かバチかで勝負してもどうにもならない。
だから上りに着くまでは集団後方でおとなしく過ごす事に決めていた。
それでも本部半島ではいつも集団が落ち着かないので、おちついて後方待機とはいかなかった。


本部半島から県道58号に合流する頃には先頭に大きな逃げグループが出来て集団は落ち着く。
そこからは作戦通り後方でおとなしく身を潜める。
その逃げが中盤〜後半に捕まって、そこからの勝負となるシナリオにかけていた。


【誤算】
けど、今年の展開はちょっと良くない。
逃げグループは30人くらいにまでふくらみ、有力チームは複数人入っているので、そこでレースが決まってしまう可能性が濃厚。
前は脚力的にも問題ないし、後ろは追うチームが居ないし、、
タイム差が5分くらいになって、メンバー聞いて、若干諦め気味。


けどまだ先は長いしもし次この集団から動きがあるなら、そこには必ず入らなければならない。


【チームプレー】
4分以上の差になってこれ以上離れては絶望的になると感じた。
しかし他力本願では到底まとまって追走をするチームはいそうになく、ペースは完全に落ちてサイクリングになってしまう。
なのでペースが落ち切ってしまわないように自分でも前に出てペースを作る。
チームメートの小室さん・ポールとも話して差がこれ以上開かないように先頭交代をしてもらう。


私が集団の先頭牽いていたら、チームの為に牽いているんですか?と若者から質問を受ける。
いやー、自分がレースを失わないようにと思ってなんだけど・・・
アマチュアレーサーとは言え参加しているのはロードレースだし、今回は特にプロのレースにチームとして招待されているので、統一した目的を持って走ってしかるべき。
ポールに意図を説明して少人数固定になっても積極的に前でペースを維持してタイム差縮小に尽力してくれるようにお願いして私は少し後ろで待機する。


それで上り区間に入るまでの平地は安定したペースで進んだので少なくとも先行の大集団とは差が広がらなかったのではないかと思う。


4分くらいのタイム差で1回目の普久川ダムの上りに突入。


【猛追】
ダムに入ったらポールに礼を行って自分が先頭に出てペースメイクをする。
自分で速いペースを作るというよりはペースが落ち込まないように。
そうこうしていたらここで先頭追走を狙うマトリックスが強烈なペースアップのアタック。
この動きになんとしても乗らないといけないと思っていたので、すぐ5人くらいになるその集団に飛び乗る。


そのままマトリッスの強力スペイン人のガルシアがそのまま行ってしまったのか良く覚えていないが、すぐに追走は4人になる。
昨年優勝のDRAPACのトーマス・パルマー、愛三のエース西谷選手、ブリッツェンのエース飯野選手、私。
前に追いつくという共通意志があるのでアタックはかからず安定したペースで上る。
走りが巧いというか賢いというか狡いというか、パルマーはあまり牽かなくなる。
この上りはさすがにかなりキツくて限界近かったけど、ペースは安定していたおかげで乗り切る事が出来た。
データで見ると15分で338W、最高心拍は178拍まで。
山岳賞ポイントで1分45秒差だったので2分くらいは差を詰めたと思う。
そこからも延々と追走。
1分くらいの差になるとチームカーの隊列に追いつくので、一安心。


ピークを越えてアップダウン区間で無事に追いつく。


【集団拡大→新たな逃げ】


早々レースを決めてしまったと思われた有力勢が全部入った逃げに少人数でおいついた時点で正直かなり満足してしまった。
展開的に絶望的に思えた段階からここまで追いつけた事で達成感を感じてしまい。


しかし追いついてから気付いたけど先頭集団はあまりペースが上がらなくこのグループで逃げ切ろうという意思疎通はまったくない。
そうこうしているうちに後ろからどんどん選手が追いついてきて、結局大集団となってしまった。
こうなってみると全力で追走して少人数で追いついたのは徒労に終わってしまった。。
テンション落ちる。


奥の長い上りは、たしか昨年はDRAPACの強烈なペースアップに苦しめられたけど、今年は私が下から上まで自分のペースで走ったら集団の前にずっと飛び出していたほどのゆっくりペース。


そこらへんで新たに4人の逃げが出来る。(以下敬称略)
初山、普久原、安井、HK。
この4人の逃げは2回目の普久川の上りから東海岸のアップダウンへ向けて5分弱まで差をつける。


私はメイン集団で2回目の普久川を上る。今度はそこまでペース上がらず。


高江の上りではペースが少し上がるも強烈なアタックという感じではなく、私が一番対応しやすい速度域。
そこらへんからはあまり後ろを見ていないが、たぶん徐々に人数を減らしていったんだと思う。


アタックがかかり数名抜け出して、しばらくして追走ができて吸収、再びアタック、、、という事が延々と繰り返される。
ここら辺の詳細な展開は後で他の人のレポートで知るわけだが、途中3名が抜け出して先頭4名に合流して7名となる。


【追走集団形成】
幸運にも決定的な動きに乗る事が出来た。
延々続くアップダウンの一つの上りで強力なスペイン人コンビ、UKYOのホセ・ビセンテとMATRIXのガルシア・ビセンテがするするっと抜け出す。
集団から突出している実力者が2人抜け出たので、そのまま集団を引き離す体制に入る。
それをDRAPACが一人追走したので、それに飛び乗る。
ホセとガルシアは2人で協力して、すぐにその前に居た2選手に合流したので4名になって逃げの体制。
それを追うのが2名だったから大変。
逃がしたらおそらくゴールまで行ってしまうメンバー、逆に言えばこれに追いついてそのまま行けたらもしれない千載一遇のチャンス。
とにかく100%で追走。
2−3分だったと思うけど下り&平地がメインのところをとにかく2人でギリギリで走って、なんとか追いついて6名になった。


その時以降ずっと一緒に走っていたDRAPACの#5はWilliam Walker選手。
後で調べたら昔U-23世界選手権で2位、U-23のオーストラリアチャンピオンで2006-2008はRabobankで走っていた選手。


6名でしばらくはハイペースのローテーションが続き非常にイイ感じ。
前の逃げグループから落ちてくる選手を拾ったり、後続から数人でジャンプしてくる選手が合流したりもあったけど、10名ちょいくらいの集団になる。


雰囲気的にこれで決まりそうな感じはしたし、自分もその中でギリギリ千切れそうではなく、まだ普通に走れていた。


【ついに先頭へ】
アップダウンを繰り返すうちに先行してた選手がどんどんと落ちてきて、ついに後半の上りで最後の2名を捉える。
一桁順位に入れたらもうそれ以上は何も望まない、と思っていたので、この集団のまま逃げ切るのが第一と考えて上りでペースが落ちないように積極的に前に出てペースメイクする。
先頭を走っていたアンカーの初山選手とブリッツェンの普久原選手を上りで捉えて、ついに先頭へ。
この時で集団は10名強だったと思う。

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(写真:Hideaki TAKAGI/cyclowired 以下全て同)
後ろの赤いジャージがWIlliam選手。


上りは一定ペースだったらけっこう走れていて、周りの選手を見ているとあまり余裕はなさそう。
ただ概して外国人選手はあまり積極的に牽かないけど、勝負の時に備えて力は蓄えていそうな感じ。


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海岸線をローテーション。後ろは先行していた吸収された安井選手かな。


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たしか愛三では西谷選手が終盤まで残っていた。


【最後の上り】

そして10名ほどで羽地ダムの最後の上りへ。
ここは上までタレないで自分のペースで上り切るしかないと覚悟を決める。
ちょっと、いやかなりもったいなかったのは、海岸線から上りに入るまでの道でアタックがありそれをお見合いしたら結局集団が5+5に割れてしまう。
それなりに上れると自信はあったのでこれはもったいないと思い、上りに入る前に自分で前の5人との差を詰める為に追走してしまった。


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そんなわけで二つにプチ分断したまま最後の上りへ。


上りはじめてすぐに力の差が出る。
ホセとガルシアがアタックしてペース上げる。
初山選手も着いていく。あとはDRAPACのWIlliamだったかな?
4名が先行。
私はその後ろでオランダ選抜2名と一緒に。少し遅れて香港選手かな。


トンネル抜けて右折してさらに上りが3段くらい続く。
オランダ選手はやはり下りは速いのでその勢いを活かす為にちゃんと先頭交代してもらう。
下りの勢い利用して最後の上りでペースを上げて、一人振り切って、5番手で頂上通過。
前は4名、私+オランダ1名、数秒差でオランダ、香港、、、


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頂上に向けて。先頭4人は見えている。


前4名は見えていたので2人で下りで猛追。
オランダ選手と先頭交代しながら下り切る前に先頭に合流。
6人グループの先頭でゴール前まで帰ってこられた。
なんだか奇跡的なレース展開と思ったけど、そうは甘くなく。
ゴールスプリントをにらんだ集団はペースが上がらず、先頭交代はまったく機能せず蛇行を繰り返し、アタックが散発、、を繰り返す。
そうこうするうちに上りで遅れた選手が追いついてきて10名くらいまでふくらむ。


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蛇行。


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蛇行。


そして、お約束のジャスコ坂改めイオン坂でアタック。

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その瞬間。


やってもやらなくてもスプリントでは集団最後尾は決まっているので、ささやかな抵抗。万が一誰かが脚攣って脱落してくれないとも限らないし。


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この時キツかったかどうか、まったく覚えていない。
たぶんアドレナリンでキツいとか感じていなかったような気がする。


しかし、
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やっぱり身体的には限界です。
イオン坂の頂上前で完全に脚が攣って止まりました。


これで置いていかれるんだったらゴールスプリントしてビリの方がマシ、という情けない結果になってしまう。
そこからなんとか気合いで下り踏み踏みして集団復帰。
牽制入るものならば自分が先頭で皆様のお膳立てをする。
どうせやってもやらなくても変わらないからさ、、、


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そして無事先頭集団のまま最後の直線に突入。
潔く先頭でスプリント開始して、ラスト200mくらいでズブズブに刺されて、8着。
けどイオン坂からの一連の動きからゴールまででやっぱり2名くらい脱落していたらしくて、10位にはならずにすんだ。
あと、ガルシア選手がイレギュラースプリントで降格処分につき、繰り上がりで7位となりました。


リザルト


そんなわけで、一年最後のビッグレースは予想だにしなかったほどの好結果にて終了。


私の為に動いて一緒に戦ってくれたチームメート、走る事に集中出来るようにレースにかかる雑務を全部やってくれたイナーメのスタッフ、その他多くのサポーターの方々、本当にどうもありがとうございました、


引き続き頑張ります。