RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

 ツールドおきなわ チャンピオンレース

22時就寝だったけど、緊張で熟睡というかんじではない。
1時頃に一度目が覚めて再び寝て4時起床。


心配性なんで色々買っておいた朝食からおにぎりとか蒸しパン類を食べてコーヒー飲んで、5時頃に車でスタート地点へ出発。
今年は2週間ほど時期がずれているので、寒い。
ホテルで軽めのスタートオイルを塗ってきたけど、冬用が欲しいなぁと思っていたらまこっちがkakoさん印の冬用オイルを持ってきていたので、それをもらって脚に塗込む。
レッグウォーマー着用でスタートしようとしたけど、スタートラインに立ってから外した。
明るくなるにつれて少しずつ暖かくなっていく気がして。


6:40スタート。パレード走行はなし。
で、いきなりハイペース。それでもさすがにプロの集団なのでだいぶ走りやすい。
ウォーミングアップゼロでのレースだったけど、なぜか普通に対応できた。
やっぱり市民レースとはレベルが違うなぁというスピード感でレースは進む。


例年通り序盤から逃げたい選手・チームが次々とアタックしてはつかまりを繰り返す。
早く適当な逃げが決まって落ち着かないかなと思いつつも、そのアタック合戦にも加わらずに集団で走っている限りそんなに苦しい事はない。
北上する海岸線に出てからまたアタック合戦。
それに少し加わってあわよくばの逃げに乗ってみる。
しかしやはり決まらず。
けっこう集団は活性化していて、有力どころも積極的にアタックしてくるので、うっかり逃がしてしまわぬようにちゃんと前方で対応。
どこで発生したか忘れたけど、2名の逃げが成立して後ろは落ち着いて、最大で8分くらいまで開いたかな?
普久川ダムの上り前まではかなりのリラックスペースで進む。
しかし噂では聞いていたけど、アタック合戦のスピードは当然ホビーレースの比じゃないけど、ペース落ちた時の落ちっぷりも半端じゃない。
トータルで見ると普久川ダムまでの行程は、前日試走かってほどゆっくりに感じた。


1回目の普久川ダムの上りはそれなりにペース上がるけど、市民レースと比較してすごい速いかというと全然そうでもなく、まったりと進む。
上りに入る前に3名ほどの追走が出来ていて、1回目のダム越えた時点で先頭5名、5−6分でメイン集団という感じ。
下り基調はまったり進む。
ここからアップダウンを少し経て海岸線に出て10kmほど進んで2回目のダムの上りを経てあとはゴールまで延々とアップダウンが続くというコース。
奥のちょっと長い上りに入る前でかなりのペースアップ。
けっこう後方に居たので前を見ると気が遠くなるほど先頭は遠い。
赤いジャージがペースアップしているように見えた。ドウパックが強烈に牽いているみたい。
後方だったけど、NIPPOの佐野選手が上がって行ったので、それについていけば大丈夫だろうと思い上がって行く。
なんとかかんとかバラバラになっている集団の先頭の最後尾くっついてクリア。
そこで20名くらいに絞られたかな?けどその後にまた続々と合流して、再び大集団に。
こういう動きがあるからやっぱり前方で走っていないといけないなと思いつつ、ペースアップにも一応対応出来たので、悪くはないだろうと自分のコンディションを確認できた。


海岸線は台風の爪痕が残り、至る所で工事しており道が細くなっている。
集団先頭は意図的にそういうコースでペース上げるので後ろに居ると地味に脚を使う。
ここら辺でもペースアップすると、プロチームのアシスト選手が牽引し続けるので、なかなかペースが落ちない。
2回目の普久川ダムの上りは前方で走ろうと決めたので、その直前で前に上がり上り始めで先頭に出られた。
そのまま強烈なペースアップはなくいい具合に上れた。
やっぱり上りは前で上った方が楽。
後ろだとペースを合わせないといけなくて、上りでの加速というのはかなり無駄に脚を使うので、速いわけではないのに無用に疲れる。


上りの頂上付近でなぜかまたふっと一人抜け出る。完全に昨年のデジャブじゃん。
まったく同じ場所。
昨年同様アタックするでもなく逃げを決めるでもないけど、せっかくタイム差ができたからいけるところまで行こうと思い単独走。
頂上で分岐点前で鹿屋の選手とマトリクスの選手をパスして2.5分ほど前の3名を追う形に。
正直追い付けるとは全く考えていなかったけど。


さすがに後ろは脚を使っていないプロ選手達の集団なので、ここからゴールまでの勝負区間でペースダウンするわけもなく、タイム差は30−40秒くらいまでしか広がらない。
2分まで広がれば面白いと思っていたけど、これは完全に放置プレーされている状態なので、徐々に頑張るのをやめて集団に戻る事を考える。
途中ラポムマルセイユの選手をキャッチして2人で走るけど、「i'm dead」と言い例の首着るジェスチャーでツキイチ宣言される。ミートゥーと言いたい所をぐっと我慢。
集団に捕まるまではなんとなく踏み続ける。


10km程度かな?全然詳しくは分からないけど、宙ぶらりん走を終えて集団に飲み込まれる。
これでレース終わるにはあまりにも無意味な単独宙ぶらりん走をしただけなのでお恥ずかしい。
しかし喉の痛みと咳が酷くて、ボトルの水が喉に当たるだけで痛いほどなので、今日はもう頑張ってたまたま今日は運がなかったからいいかな、という弱気の思いも出てきてしまう。
無駄足使った余計な行動を言い訳にしてレースをやめてしまおうという弱気の虫をなんとか封じ込めようと葛藤しながらスピードの上がった集団についていく。
幸い前の3名?との3分くらいの差を縮めていく段階なので、アタックはかからず地味に速いペースが続いて行くだけなので、私でもついて行ける。
そしてこの段階になるとこのペースが決して落ちる事はない。



shimano live blogより拝借)


一列棒状でアップダウンをかなりのスピードで突き進む。
このスピード感と緊張感がたまらない。
この状態になってから後ろに下がってチームカーからボトルを受け取る勇気はなかったので、最後の補給所で水を一本受け取る。
いよいよそこから最後のアップダウン区間。
あまり長くないけど急な坂が2つ登場する。
そこも先頭付近で上っていたら福島選手がアタック。
ついに勝負が始まったという感じ。NIPPOが反応したかな。
ドラパックも追撃した所に追走。
4人になり、後ろから佐野選手も追い付いてくる。
今年は体重は1kgくらい増えているけど、こういう勝負のかかったアタックに反応出来るようになってるので、力はついているんだろうなと実感する。
けどその動きも後ろの集団に追い付かれて振り出しに。
ここで自分が動けたので、こういう動きが続いて人数絞られる展開になればそこそこ行けるかな?と自信が少し持てて、後は野となれ山となれで力尽きるまで全力で勝負すれば、きっと結果はどうであれ充実感は得られるだろう。


なんて思っていた矢先、いよいよ更にペースアップして一列棒状で突き進んでいた際、道路中央のキャットアイを集団がまたぐ。
私もそれは見ていたのでうまく切れ目を狙って進路変えたけど、微妙に間に合わず前輪がヒットしてバースト。。
集団最後尾につけるオフィシャル機材車に前輪交換してもらって再スタートするけど、勝負かかってペースが上がり続けている段階(ラスト20kmくらい?)で追い付ける脚があるわけなく。


あとは一人単独でゴールまで走り、トップ+6分21秒遅れの39位完走。


思えば4月の全日本選手権と一緒だ。
皆と同じコースを走っているわけなので、自分のテクニック不足という事なんだろうな。


非常に残念な結果だったけど、チャンピオンクラスのレースを経験できたのは非常に有意義だった。
レース直後は市民レースの結果が気になったりしていて、来年どっちに出たいか?と聞かれても即答出来なかったと思うけど、じわじわとレースを思い返すうちにまたチャンピオンレースで挑戦したいと思い始めたのが不思議。

          1. +


ホテル戻って自転車を輪行袋に入れてシャワー浴びてから急いで出発して美ら海水族館へ。
と、その前に昼飯に沖縄そば
食の達人の自転車仲間がオススメする沖縄そば屋。
ここ7年間で沖縄滞在して沖縄そばを食べなかった日はないと思う。


Untitled


そして広い水族館をぐるっとひとしきり堪能した後に名護へ戻りイナーメのおきなわ打ち上げ飲み会へ。
お酒は10日間完全に断っていた。
久しぶりのビール。ビールばかりひたすら6杯くらい飲んだかな?
その後中畑清監督に連れられて二軒目の飲み屋へ。
ここでなんと新城幸也選手と隣のテーブルに!
というわけでミーハーに記念撮影。


Untitled


色々と気さくに話を聞けて、とっても楽しかった。
0時過ぎにお開きにしてホテルへ戻る。