RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

 全日本選手権ロードレース@八幡平

日本一を決めるレース。
勝者は日本チャンピオンジャージを一年間着用できるという特別な大会。
しかし今年はちょっと異変が。五輪選考の参考大会ということで時期を早めて4月開催。
そのためかUCIポイントがつかないらしい。
って私にはどうでもいい話だが、そのおかげでニッポがしないらしい。
ナショナルチャンピオンよりもUCIポイントか。


とにもかくにもそんな特別な大会なので、トップ選手は皆調子を合わせてくるので、その中でどこまでやれるか試そうにもコンディション合わせないとお話にもならない。
この独特な緊張感漂うレースを楽しむ為に、私も出来る範囲でがんばったつもり。



調子が良いからなのか、前夜は寝付けなかった。
22:30には就寝したがカメムシに悩まされたりしつつ、寝付けない。
深く寝れないまま朝を迎える@5時。


朝食はいつもと同じ。
電子レンジがないのでオートミールスキムミルクに熱湯注いでバナナとミューズリーとドライフルーツ。
いわゆるエサ系。



そして補給食を作る。今回はロールパンに甘い系詰めて。


6:40くらいに会場着。
朝の気温は10度を下回っているので肌寒いが天気はよくて、日中は20度を越えそうな絶好のコンディション。
レッグウォーマーつけたままスタートしようと思ったけど、直前になって外す事に。
最近ホット系のオイルを脚に塗りたくると寒い中でもそれなりにやっていける。
そのかわり上は風受けて冷えないように、アンダーシャツ+薄手の長袖(レジェフィット)+ベスト+厚手の長袖、という重装備。



スタート@8時。
今回はレース前のアップは一切ナシ。
なんせ250kmの長丁場なので、1周目から勝負に関係するようなアタックとかペースアップはあり得ないから。


まぁ逆に言えば勝負に関係ないアタックはいくらでもアリなので、当然逃げが形成される。
10名くらい?の逃げが出来て、後ろはスロースタートでウォーミングアップ代わりな感じで進行。
・・・が続く。
アイサンがコントロールするメイン集団はペースが上がらず。
まだデータ吸い上げていないけど、メイン集団のペースはかなり遅い。
超長距離のレースだという事もあるし、昨年みたいに前に有力選手が入っていないのでそのうち捕まるだろうという安心感で、タイム差はたしか半分消化時点で11分くらいに。


中盤からシマノがコントロールするようになって差が徐々に詰まってくる。
5分を切ってくる頃には前の人数も減っているし、残り距離も70〜80kmあるので、次の展開に備える感じ。


ペースは私の体感で言えば、序盤はシッティングで上りをこなせるほど。
私がシッティングでずっと上れるレベルというのはかなり低くて多分250〜280Wくらいかな。
それでアタックもなく上まで行ってしまう。
それでも慣れないシッティングばかりしていると脚を攣りそうなので(実際その兆候はあった)、11分あった差が縮まっていく段階でもダンシングに切り替える。
それでもなるべく省エネでリラックスしたダンシングで体力温存する感じで。


補給はジェル・パンや餅の固形物・バナナなど。
長いレースなので固形物も積極的に撮る。
脚攣りに考慮してKを補給出来るバナナもレース中2本は食べた。



展開的には差が4分を切ってきて、いよいよ次の展開があるかなという空気。
このコースはペース上がる時は上りはじめからぐーんと速いので、上り口で後ろにいるとその差を埋めるのにえらく脚を使う。
だから上り口はなるべく前方で入るのが吉。
12/16周目だったと思うが、今までとは違う感じの上り始め。
シマノがペースを上げる。
そして中盤以降アタックではないけど鈴木譲選手がじわーっとペースアップ。
ここは7−8番手で余裕を持ってついていける。
こういう動きである程度きつい状態になってからのアタック合戦になってくれれば。


先頭とのタイム差は3分を切る。
このペースアップで全員いたんじゃないかという大集団は40名ほど?に減る。


データ見ると、1〜11周は上り区間3.59km、191mアップを10分±30秒、260〜280W。
12周目は8分29秒で332W。まぁけど昨年のペースアップ、というかアタックかかった周回に比較するとその程度って感じ。実際そんなに限界ではないし人数も減っていないし。


で、運命の13周目の下り〜平地区間。
途中からけっこう風が強くなってきて、横風受けて集団は路肩に張り付いて走る格好に。
エシュロンってやつ。
上りに向かう平地区間で左路肩付近を一列に走っていたら、路面の穴をヒット。
けっこうゴツンといったな、、、と十数秒後にパンク。


マビックカーにお世話になり前輪交換後すぐに走り出す。
・・・と後輪もプシュー。


これでThe End。


Lightweightのチューブラーって特異的に径がデカいんで、ホイール交換するとブレーキシューの位置が合わないんだよね。。
ま、幸いタイヤに擦るほどではないので問題ないけど、リア11Sの変速が思わしくない。


ってかそんな事は関係なくても、もはや勝負の局面を迎え始めた集団に単独では戻れない。


後ろに20名ほどの集団があるとオフィシャルカーが教えてくれたが、あのスピードアップで遅れた集団に入って走るのはちょっと気が進まないので、自分は単独で走る事に。
前の集団から力尽きて降ってくる選手もいるかもしれないし。
13周目の上りは9分23秒で322W。
後ろの集団は見えなくなるほど離れたので、一人でゴールを目指す。


UCIルールでは完走認定は先頭+5%のタイムだっけ?7時間だと21分か。
これは間違いないな。
完走すれば来年の全日本選手権の出場権が得られる。


そんなこんなでラスト50km近くを一人で走って、完走。

  • 全日本選手権ロードレース・エリート 252km、7時間05分00秒、完走:214W、140/175拍、82回転


パンクでの離脱は残念だったが、結果という意味ではパンクなくてもこのコース/展開ではあまりたいした事は望めないので、しょうがないかなとも思う。



盛岡駅で2週間ぶりのビールを飲み、帰りの新幹線で缶ビール飲みながらレース記事書いて帰宅。


来年の全日本選手権大分県での開催。
遠いなぁ。
あ、けどそういえば大分県って親父の移住先じゃん。
これは何かの縁だな。頑張ろう。


けど、その前に少し休憩。