RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

 全日本選手権ロードレース

【 起床〜アップ 】


4時30頃に起床かな。前夜22時くらいには寝れたので、睡眠はばっちり。
いつも食べる朝食はオートミール+牛乳(または豆乳)を電子レンジで温める。宿のキッチンでレンジ借りようと思ったけど、部屋についたら電気湯沸かし器はあるのでスキムミルク買ってきてお湯で作ることに。
これが成功でいつもと同じ朝食が出来た。タッパーにオートミールとドライフルーツ入れてきたのさ。
ゆっくり食べてインスタントの不味いコーヒー飲んで。
自転車は既に車に積んであるので、着替えて余裕持って6時15分頃に出発。


会場に着きスタートオイルを塗ってもらいアップへ行く。
中畑監督にオイルを塗ってもらう時に筋肉の状態がいいねぇと言われたが、確かに今週は回復に集中した結果脚の状態は非常に良い感じになっていた。


アップはコースの上りを1.5回上る。そんなに限界までは上げないで頂上付近でメディオくらいまでに行く感じ。


体重落ちていてレースが長いので朝食後も少しずつ食べてお腹空かないように気をつける。


【 レース 】


全日本選手権ロードレース エリート 15.5kmx13周 201.5km


8時スタート。最初の下りの途中までパレード。
時速55kmくらいでの下りのパレード。横いっぱいに広がるのでこの時が一番怖かった。
リアルスタートすると一列棒状。速い速い。60〜65km/hで農道みたいな道を突き進む。


さっそく4〜5名ほどの逃げが出来るが、なんと1周目の上りに入ってその逃げに向かってかっ跳んだのが優勝候補に挙げられるニッポの佐野選手。
緩いにまっすぐな上りでアタックしていく佐野選手とそれを見送る集団の差はあっという間に開いて1周目終了時点で2分弱。
前は全部で6名。佐野選手・ブリッツェン小坂選手・愛三鈴木選手・シマノあべたか・ベルマーレ小室選手・同斎藤選手。


2周目終了では6分。
ウォーミングアップしなくてもよかったくらい2周までの集団は遅かった。
けどその分3周目に強烈にペースアップ。そこでかなり人数減ったらしい。
私はギリギリながらも先頭に残れた。たぶんこの序盤のペースアップが一番キツイから、ここで残れたから中盤から終盤も残れるはずだ、と言い聞かせる。


今度は5周目の上りに入る前の下りでフミがアタック。
シマノの村上選手がついていき、二人で逃げる。
これまた見送る集団とはあっという間に2分くらいの差がつき、4名‐2名‐集団、という構図。
すごいなぁ、優勝候補の二人が序盤から前に行ってしまったよ。
新城選手は集団待機。


中盤にフミが前に合流し6名の逃げ集団に。大集団との差は2.5〜3分程度。
集団は愛三が開き過ぎないようにコントロールしている時間が長い。
超高速コースで集団の力は偉大で、何度も逃げができるもひとたび集団の速度が上がると逃げの努力空しく吸収される、というのが幾度となく繰り返される。
後方待機の新城選手も何度か積極的に仕掛ける。


逃げ集団はベルマーレが脱落して4名になり、安定したペースで進む集団との差が徐々に詰まる。2分を切ってくると捕まえてからのレースになるな、と感じる。


10周目入ってすぐの下りで逃げ集団を吸収してレースは振り出しに。
逃げていた佐野選手とフミにはきつい展開だと思った。その周の上りで強烈なペースアップ。
ペース上がる時は下から速い。逆にのんびり入ると上までそのペースで行くことが多かった。
ここで遅れたらもはや10位は望めないので全力で行く。10名くらいの先行に辛うじて食らいつく。ここでもう一発ペースが上がったらアウト、というギリギリのところでこらえて、なんとか上りをクリア。
それでも下りに入ってみると30名弱には膨れ上がっている。
ここら辺からは下りに入ってもひと段落、ではなくてむしろフミとかユキヤとかは下りに入っても脚を休めずアタックを繰り返す。やはりここら辺のインターバルの強さはスゴイ。
下りで勝負がかかり強烈にスピード上がると53x12ではついて行くのが精いっぱい。先頭出られずプロに迷惑かけたり。


30名を切った集団のまま決定的なアタックがないまま進む。
12周目は不気味なほど上りが静かだった。皆ラスト周回の3.5kmの上りでの勝負に向けて脚を貯めている。
確かに今までの流れを見ると、上りの上で抜け出しても次の上りまでの長い長い下りで集団に飲み込まれるケースが多いので、皆リスクを冒さず勝負したいんだろう。


ここまでペースが上がってもなんとかついていって千切れなければ自然とある程度ンの順位になるはずだと言い聞かせて走っていたら、周りはプロだらけ。
しかも今回はいつもと違い、ゴールまで5km地点でも有力チームほとんど残っているんじゃないかと思うほど駒数が揃っている。
非プロは法政・早川選手と鹿屋・吉田選手。
サバイバルのレースで我慢してついていくのが私の持ち味だが、このように周りが大勢残っている中で最後の短いパワー勝負は分が悪い。上位に行ける気がしなかった。
けどそんな弱気になってはいけないと自分に言い聞かせて、とにかく頂上まで全力を出し切るぞ、と自分に発破をかけて最後のコーナーを迎える。


ゴールまで3.5kmの上り。


比較的後方で上り始め、やはり勝負のかかった集団についていけず。
あとは頂上までペースを崩さずに上り切るのみ。
目標としていた10位には届かなかったけど一つでも上の順位をと思いゴールまで頑張った。
目の前に鹿屋体育大学の吉田選手がいて少しずつ近づいてきたので、抜いて順位を一つ上げようとゴールまでもがく。1秒届かず。


結果はトップ+1分04秒の18位。
フルリザルト


昨年より順位が落ちて目標達成には至らず。
コンディションは合わせられたものの、純粋に力が及ばず。現時点では一番良い状態に持ってこれたものの、現時点での限界がはっきり見えたレースだった。
なんとなく達成感なく、現実を知ってしまった落胆が入り混じった複雑な気持ち。


けど終わったことだし、とりあえず乾杯。