RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

仕事後神宮前にて

緊張感のなさからか、寝る時間が遅い。
今朝は起きられたら軽く乗ろうと思っていたけど、結局起きられず。


体重62.1kg。
身長・体重は?と聞かれると困ってしまう。常にコントロールしているので、『普通』の状態が分からない。
とは言いつつ自然体でいればこのくらいが普通なんだろう。
自然体というよりは今週はおかしいくらい食べ続けているが。


大昔はきっと食物がありふれていなくて飢え死にするヒトもたくさんいたと思うから、きっと腹いっぱいまで食べてしまうのは人間の本能なんだろう。

            1. +


【 BG Fit 】


本日は神宮前のスペシャライズド・コンセプトストアにて、閉店後から特別に竹谷さんのBGフィットを受けさせていただく。

ローラー台に乗って2台のカメラでフォーム・足/脚の軌道などを確認。
そして身体・関節の柔軟性やバランスなどなどを細かくチェック。(あれ、順番逆だったっけ?)
そして問題点に対してどういうアプローチができるかを検討・協議。


私の場合、骨盤のズレ・足の長さの違いを再確認。そしてそれへの対応策をいくつか提案してくれる。
驚いた事にクリートの前後位置調整・スペーサーの入れ方等、竹谷さんの考える対応策はほとんど私が実践していた。
自分で考えていじっていたアプローチに専門家のお墨付きを頂いたようで、それはそれで大きな収穫だった。


そして乗りながら膝の角度を計ってみて、適正範囲の上限(角度が深い方)である事がわかった。
確かに近年サドルが低めだと思っていたが、、、
すぐに戻せることなのでサドルを4mm(!)上げてみる。
それで回してもそんなに違和感はない。
再度膝の角度を計ってみる。まだイケる。
もう2mm弱上げてみる。
うーん、違和感はない。。
これで下死点での膝の角度が40度に近い値から30度近くまでなった。


次は永遠の課題のペダリング時の右足の違和感。
クリートの左右位置と前後位置を見直して色々と試してみる。
結果的にダンシングでのペダリングも考えて左右位置は変えずに1mmだけクリートを前方に動かしてみた。あとカントのついたスペーサー一枚。
実走とローラでは違うが、再度ビデオでペダリングをチェックしてみると、確かに若干カクカクが減っている。
回した感じも悪くはない。


低すぎた(かどうかまだ判らないが)サドル位置は、五郎さんから指摘されたシッティングで踏みこむ瞬間のカカトの下がりの原因とも考えられる。たしかにビデオでじっくり見てみるとどこか回転がスムーズでなく、連続性が途切れるところがあった。


サドルを5mmちょい上げました、なんて素人みたいな結論だが、それを導くアプローチが納得のいくものだったから実現できた。
明日から乗るのが楽しみだ。


皆様これを読んで試してみようと思ったら予約の時に『タカオカ氏の紹介で興味を持ち…』と言ってみてください。


そうそう、私と同じ身長の竹谷さんのTarmac SL3を乗せてもらった。メーカーの意図通りに確実に進歩しているのだろう。
重量だけでなく踏み出しも非常に軽い。正直ちょい乗りなので性能云々はわからないが。

            1. +


【 GDR 】


ところで私がチェックしているブログで自転車屋さん関係では圧倒的に参考になる記事が多い、ご存じシルベストサイクルのインプレ日記。
ここのヤマザキ店長の自転車競技・機材・トレーニングに対する造詣は半端ではなく、その経験値と理論的な意見は非常に参考になる。


そこで 紹介されているバイク がGDR!


開発者とメイルでやりとりをしていて、鈴鹿試乗会でかなり好評だったと聞いたが、ヤマザキさんのこの記事を読む限り実際かなりインパクトがあったのだろう。
METEOR Speed のシェイクダウンは今週末くらいになりそうだけど、私が乗鞍で乗ったMETEOR Launch の乗り味からするにかなり期待できる。


今下書き中の記事があるのだが、経験的に下書きでじっくり書いている文章が日の目を見ることはほとんどない。。。
なのでここで簡単に書いてしまおう。


GDRの目指しているコンセプトは他とは一線を画す。
他メーカーが重量当たりの剛性(加えた負荷に対するフレームの変形量)でグラフを作成したら、おそらく目立った数字にならないだろう。もしかしたら逆の方向で目立つこともあるかもしれない。
しかしそこを目指しているのではないという事実がすごく重要で、入力に対するしなり・戻りを利用して進む自転車を研究している。それを熟知してコントロールできるメーカーはそうはない。自転車メーカーではアソコくらいだろう。それに関して絶対の自信を持っているのが、ゴルフシャフトの世界三大メーカーの一つであるグラファイト・デザイン社。


あまりインプレが得意でも好きでもない私なりの感覚を文章にすると、ペダルに乗っている時間が長いという感じ。
高剛性フレームで反応がよいと感じるのは、おそらくぺダリング時の大きな入力がそのままダイレクトに伝わる為で、その分入力がピンポイントになる。
けどGDRのヒルクライム用はある程度しなり・たわみがある為、ピンポイントではなく長い間入力が続く感覚がある。そしてそのフレームの戻りが反対脚での入力を補助する方向になるので、なんとなくぺダリングに連続性を感じるし、それがカンカンの高剛性フレームとは違った気持のよい進み方になっているのだと思う。
その設計が大きな入力をスポイルしないようにうまくされているば、ゴールスプリントに脚を残せて、勝てるフレームになると思う。


ちなみにヒルクライム用はモノコックで軽量だが、やはり1時間全力のレースと4−5時間のロードレースとの違いがあるので、ロード用の方が剛性は落としてある。
別に重いのは剛性を上げるためではなくて、カーボンの積層を工夫してしなり・ねじれ・戻り・乗り味等を追求した結果である。そう聞いていると、GDRって自転車界では新参者だけど、なんだか軽量・高剛性を追いかけ続けている数多のメーカーよりはるかに先を走っているなぁと感じてきた。
思えばColnagoもTimeもそうだった。コルナゴピナレロと同じく商業ベースに流れつつある気がするが、EPSをフラッグシップに置いている限りやはり同様のコンセプト・理想を持っているのだろう。
Timeはカーボン素材レベルでコントロールできる唯一のメーカー。正直GDRはTimeを強烈に意識しているし、それを最大のライバルと思っているかもしれない。GDRはそういうゆるぎないコンセプトを持って開発しているメーカーだけに、とっても楽しみだ。


※ロード用フレームは重いと書いたがそれはヒルクライム用のモノコックとの比較であって、TIME RXR Uletam より軽量でした。もちろん昨年乗っていたExtreme Powerよりも。あー楽しみ(何回書くねん)。