RoppongiExpress

Roppongi Express 2.0 - いつかは世界チャンピオンに

 乗鞍ヒルクライム

いよいよ決戦の朝。


あ、前置きしておくと、私はヒルクライマーではなくロードレーサーなんで、この頂上決戦は勝負に絡めるものではない。
けど一種独特のヒルクライムキング決定戦の緊張感に合わせて自分もベストを尽くして毎年挑戦している。
今年の目標は、58分29秒の更新。
順位はあまり気にしない。


前夜は21時には寝れた。やる事ない+疲れていて。


2:30頃一度目が覚めて、その後は4時に起床。


軽い朝食食べてからウォーミングアップの準備。
今回はローラー台できちんとメニューを決めてやった。

  • アップ:42分、498KJ / L3 10分、L4 3分


なんとなくボリューム・強度的に、10分アップ、10分L3レベル、10分レスト、3分L4レベル、ダウン、くらいかなと。
計画通り完遂。


L3は210Wから1分で10Wずつ上げていき、後半5分間は260W程度で。
そこでベースの強度に慣れておいて、休んだ後にレース強度に上げる。
けどレース強度ではキツい!と思う前に終えて余裕を残しておく。

  • L3:10分、249W、145/151拍、95回転
  • L4:3分、360W、162/171拍、96回転


強度的にもこんなもんだろう。って感じで終了。


ローラー中も鼻水が止まらず。
チームメートに買ってきてもらった風邪薬を飲んでレースに備える。

チャンピオンの部:9位、57分28秒、284W、164拍、75回転


7時スタート。3列目くらいから。
スタート後は落ち着いて頑張りすぎないようにと念じながら。
しょっぱなから乾さんがアタック。もちろん後ろを確認しながら上げた感じ。
しばらく一人で飛び出していたが、早くも森本さんが追走。
当然その動きには10人弱くらい反応してハイペースで進む。
私は序盤の動きには乗らずその後ろでマイペースで。
休暇村あたりでペースが緩んだところでドッキング。
そこで様子見な感じが漂う。
ペースは上がらず、私も自然に前に出るくらい。
レースの入りとしてはイイ感じ。


三本滝までの途中のコーナーでライン取りの関係でふっと前に出てしまう。
良いラインで楽に抜けたのでそのスピードを維持した感じ。
後続と少し間が空いたみたいだけど、そのまま走っていたら一人飛び出した形になった。
別に逃げているわけではないけど敢えてゆるめて戻る事もないと思い、しばらく一人旅。
泳がされているのは分かっているけど、こっちもそれで自滅するほどアホじゃない、と言い聞かせて冷静に冷静にと念じつつ、三本滝はまさかの単独通過。
16分05秒くらい。それでも悪いタイムじゃないな。


その後の比較的緩い斜面で後続の音が聞こえてきて、きつくなる左コーナーあたりで吸収。
毎年この辺で集団についていけなくなるので、ここからの勝負と気合いを入れる。
ムリにシッティングでの高回転に拘らず、ダンシングも多用して集団についていく。
やはり吸収されてからのしばらくはキツかったが、それでもなんとか遅れないで食らい付いたら、途中で少しだけ楽になった。


しかしやはりトップ選手達にとってはここから勝負というペースなので、勾配キツいところでペース上がると遅れていく。
ペースが上がったところでは遠慮なく遅れるので、順位的には入賞圏では全然ない。
けどペースが落ちれば着実に追いつくし、ペースが落ちなくて無理してついていった選手が落ちてきた場合は確実に順位が一つ上がる。


そうして途中トップ集団から遅れながらも失速せずに着実に上っていく。
忍者藤田さんも落ちてきた。
そこらへんの選手達と一緒になりつつ常に少人数で回す。


終盤の冷泉小屋前後だろうか、アクシデント発生。
前の選手の後輪(たぶんクイックシャフト)と前輪がハスってしまう。
バキン!と音が鳴る。
それでひるんでペースダウン。あぁ、振れ取りできないLightweightホイールが逝ってしまったか。。
データで見ると30秒くらいだろうか、ガクンと落ちている。
けどブレーキシューにも当たっていないし、走るのには支障ないので、気を取り直してペースを戻す。


後半になると落ちてくる選手は力尽きた感があり、元気がない。
逆に着実なペースで上がってきたのは伝説の村山さん。
相変わらずパワフルな走りで元気なので、それについていく。
途中少し離れる事もあるが、斜度がきついところはダンシングで自分が優位な傾向がある。


終盤本柳さんと村山さんと三つ巴で走る。
お互いリズムが違うのでついていくような事はしない。
少し離れる時もあれば前に出る時もあるという感じ。
ギアをかけてダンシングで上ってリズムが合えば2人よりも調子が良いのを感じる。
なので遅れても慌てずダンシングでリズムを崩さずに詰め寄る。


大雪渓前でペースに余裕を感じたので、少しペースアップ。
後ろが少し離れるのを感じた。本柳さんが遅れたかな?
右コーナーからもペースアップするでもなく、待つでもなく、自分のペースを守る。
やはりペースを崩さない村山さんはついてくる。
そして本柳さんも復活。
けど私もムリはしていないのでまだいけると思いつつタイムも気になるので、TTのような感じで駆け引きせずに走る。
残り1kmくらいで先に仕掛けたのは本柳さん。
アタックして私はついていかなかったけど、これは絶対に勝てると思っていた。
村山さんはしっかりついていく。
このコースのラスト1kmでアタックしてゴールまでハイペースで行くのは相当なパワーを要する。
そんなパワーは残っていないと確信していたので、自分のペースで追いつめる。
案の定前はハイペースが続かないので、私が追いつく。
後は残り距離を確認しながら一番早いタイムが出るタイミングで仕掛けるのみ。
ちょっと長いけどラスト300mくらいで仕掛けてそのままゴール。
村山さんがついてきていたので、仕掛けてからゴールに向けてずっと踏み続けて上げ続けたが、大きく突き放せすことはできずにとりあえず先着。


・・・と村山さんに勝ったつもりでいたけど、順位はスタート直後のセンサーマットを通過してからのネットタイムなので、スタートタイミングの差でネットタイムは村山さんの方が短くて、結果は負け。


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優勝はキング森本さん。どんなコンディションでも展開でも勝つのはさすがの一言。
上位5人は56分台という実力者。
7位は復活宮崎。
8位村山さんは50何歳だっけ?
私は過去8位に入っていたけど、このタイムは自分が進歩しているという事で、十分満足の結果。


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ゴール地点より。
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素晴らしいコースだ。



しかし、、、これは痛い。
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表彰式出てしまうと帰りは渋滞はまりまくりで、14時頃に会場を出て、帰宅は22:30。。
〆はこれ。


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どうもありがとうございました。